更新日:2022年11月20日 10:00
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日馬富士を猛烈批判! 都内で台頭するモンゴルマフィアの危ない生態

暴行事件の発端となった錦糸町のカラオケ店を来訪

 外モンゴル系マフィアグループの拠点だという錦糸町に行ってみた。ロシア、フィリピン、韓国、タイ、ルーマニア、中国……国際色豊かすぎる飲食店やクラブ、スナック、風俗店が点在するエリアでモンゴルカラオケ店「A」はひっそりと営業していた。  日馬富士殴打事件が起こる1ヶ月前の9月下旬、この店で“被害者”の貴ノ岩は元幕内の先輩力士と激しい口論となり、それが事件の発端となった言われている。  この店の近くにある居酒屋で、外モンゴル人のI氏(40代)に話を聞くことができた。マフィアの一人と噂される人物だ。 「90日間の短期ビザで日本とモンゴルを行ったり来たりしてるね。マフィア? やめてよ。実業家って言ってね」  がっちりとした体躯のI氏はそう言って笑ったが、その眼光は全盛時代の朝青龍よりも鋭かった。本当にマフィアなのか? 「まあ、そう呼びたいならそれでもいいよ。いいことばっかりやってるわけじゃないから(笑)。モンゴルはまだまだ貧しい。首都のウランバートルでも、月収4~5万もらえればいいほうね。だから日本、魅力ある。あと私、中国嫌い。だから、日本来る。お相撲さん、もちろん知り合いだよ。相撲で賭博? あはは、友だち同士で賭けて遊ぶけど、それは商売じゃない。でも、お相撲さんと仲いい、儲かるのは事実ね」  これ以上の話を聞くことはできなかったが、モンゴル人力士の周辺に“黒い勢力”がまとわりついているのだけはたしかなようだ。  角界では日馬富士の暴力沙汰を巡っててんやわんやの騒ぎになっているが、こうしたマフィアが生息する経済圏が成り立ってしまうこと自体も、モンゴル系力士を取り巻く暗い側面なのかもしれない。 取材・文/日刊SPA!編集部
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