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「るろ剣」だけじゃない! 続編が読みたいマンガは?

まだまだある! 続編が読みたいマンガ

 以降は、興味深いコメントが集まった作品を一挙に挙げていく。

『BLEACH』

 2001年から連載がスタートし、2016年に完結。アニメや舞台化もされ、来年夏には福士蒼汰が主演で実写映画も公開される。そんなジャンプ史に15年の歴史を刻んだ『BLEACH』だが……。どちらかといえば「終わり方が腑に落ちなかった」という理由で続編を求めるコメントが集まった。 「終盤の展開が駆け足で、テーマや世界観の掘り下げが不完全燃焼のまま終わってしまった。最終話で主人公たちの子供世代のキャラクターが登場したため、続編に期待している」 「続きがありそうな感じだったので、そのうちあるのかな!?」

『度胸星』

 週刊ヤングサンデーに連載されていた『度胸星』。アポロ計画からおよそ50年後、NASAや火星、宇宙をテーマにした作品だった。 「あまりに唐突すぎて……。緻密な構成、背景描写など、傑作だったのでもったいない」 「面白い内容だったのに、急な打ち切りで残念だった」

『この世界の片隅に』

 現在もロングラン上映中の映画『この世界の片隅に』。原作は漫画アクションにて連載されていた作品だ。 「去年、アニメ映画が異例の大ヒットで話題になった。戦時中の暗い世相のなか、温かみのあるほのぼのとしたストーリーと、胸をしめつけられるような悲しみが入り混じった名作です。完結してるとわかってはいても、主人公の鈴さん一家のその後が気になって仕方ありません。作者はもう戦争モノは書かないそうですが、できることなら続編が見たい」

その作品が好きだからこそ…

 最終回の余韻で続きが読みたい作品はもちろん、実際に伏線を回収できないままに終わった例もある。その裏には、出版社や編集部、作者の体調不良など、様々な事情があったに違いない。ときには違う版元や雑誌から続編が出される場合やマンガ以外のノベル版、舞台などで続編が描かれるパターンもある。  もしも続編が出た際には素直に喜びたいところだが、一方で続編が出ないからこそ、「最終回の後を自分で想像する」という楽しみもある。最後に、今回ややネガティブなコメントがついた作品も、「読者がその作品を好きだからこそ」ということを補足しておきたい。 【調査概要】 日刊SPA!サイト上で『「続編が読みたい!」と思うマンガは?』というアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2017年11月24日 有効回答者数:94名 <文/山田門八>
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