更新日:2018年04月01日 13:54
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歌舞伎町ど真ん中の病院はこんなにヤバい! 血まみれナース、ヤクザの愛人、クスリの売人が大集合!?

「ヤクザは来ないけど……」

 ところで、皆さんの一番の関心は、たぶんこういうことなんじゃないでしょうか? 「病棟のベッドって、やっぱりヤクザだらけなの?」  答えはノーです。うちの病院は入院時、患者さんに反社会勢力ではないという旨の誓約書を書いてもらいます。だから一応、ヤクザはいないことになっていますんで……。  けど一度、そっち系の騒動を経験したことがあります。あるとき、誓約書には引っかからない、でも微妙な立場の方が入院することになったんです。付き添いの男性の様子から察するに、その女性、ヤクザの愛人さんっぽかったんですね。  すぐに病棟スタッフでミーティングしました。 「受け入れたら、絶対に毎日、ヤクザがお見舞いに来るって。他の患者さんへの配慮が必要だと思う。愛人さんには個室の病室へ入ってもらったほうがいいですよ」  対して、こんな意見が。 「いやいや、個室にしたら周囲に気をつかわなくていいから、ヤクザが余計にいっぱいお見舞いに来ちゃうって。ここはあえて、愛人さんには大部屋へ入ってもらおう」  結局、このお見舞い問題、後者の『大部屋作戦』で乗り切ることにしたんですが、成功したとは言い難かったです。いざ入院が始まると、コワそうな男性がしょっちゅうお見舞いに来てましたし。病棟のスタッフ全員、苦笑いでした。  ただ、これは看護師の先輩から聞いた話なんですが、過去にはもっとヤバイ、とてもじゃないけど笑ってなんていられないお見舞い問題が起こったことあったようです。  何と、クスリの売人みたいな男性が入院し、その方の“顧客”と思われる人たちがお見舞いに扮してモノを買いに来ていたとか。さすがに売人さんには退院してもらったようです。  この話を聞いたときは、さすがに私もちょっと転職を考えました。歌舞伎町の病院で働く限り、おかしげな患者への悩みは続くわけですから……。  ※ ※ ※  いやー、歌舞伎町の病院ならではのエピソードですね。特定は避けますが、その病院に入院したら、こんな珍事に遭遇できるかもしれません。 【仙頭正教】 歌舞伎町ガイド人。立ちんぼスポットからボッタクリ客引き、心霊ビルまで、町の“怪しい”に精通。月2回、カブキの裏スポットを案内する『歌舞伎町観察ツアー』を開催中。ツイッター(@sento1025)※月刊『裏モノJAPAN』編集部・所属
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・ツアー募集(https://kabukicho-guide.com/
・メール(masanorisento@gmail.com)
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