定年間近で会社が倒産、退職金なし…住宅ローンだけが残った60代の悲惨な老後
下のアンケート結果が示すとおり、自己破産をした人の6割は、「生活苦・低所得」で借金に手を出している。
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<多重債務に陥った原因>
生活苦・低所得 60.24%
保証債務(債務の肩代わり含む)27.18%
事業資金 21.37%
病気・医療費 20.73%
失業・転職 19.84%
負債の返済(保証以外)17.18%
住宅購入 16.05%
給料の減少 13.47%
生活用品の購入 11.21%
教育資金 7.82%
浪費・遊興費 1.61%
投資(債務の肩代わり含む)1.21%
その他 13.47%
最多は60%超の「生活苦・低所得」だが、何が原因で陥ったかが大事。借金返済、事業失敗、失業・転職、給料減少など誰にも起こりうることばかり(出所:日本弁護士連合会)
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「現役世代は子供が独立するまでに、住宅ローンを含め負債がゼロになっていれば理想。その後、共働きで貯蓄すれば年金受給時までに老後資金を貯められますから」
30~40代からのマネープランが老後を決めると心得るべし。
【荻原博子】
経済ジャーナリスト。近著『老前破産』(朝日新書)では住宅ローンやカードローンで老前破産した50代のケースを分析しつつ、打開策を提示する
― 生き地獄ルポ 破産したらこうなった ―
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