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サブゥー “偉大なるシーク様”の教え――フミ斎藤のプロレス講座別冊レジェンド100<第92話>

 サブゥーはメジャー団体のドレッシングルームでワン・オブ・ゼムになることを拒否し、サブゥーのライブを心から求めているリングで“自殺ダイブ”をつづけることを選択した。  サブゥーが頭からかぶっているターバンの柄は“9・11”以後、星条旗デザインに変わった。同時多発テロ事件が起きてからアメリカではアラブ人キャラクターがひじょうに演じにくくなった。  インディー・シーンでは絶対的なベビーフェースのサブゥーは、魔法のじゅうたに乗ってやって来る“アラビナンナイト”のようなイメージになった。  プロレスはテレビの画面のなかの映像ではなくて、チケット代を払い、そこにいる観客と共通するための“生きもの”である。これもまた“偉大なるシーク”の教えなのである。 ●PROFILE:サブゥーSabu 1963年12月12日、ミシガン州ランシング出身。本名テリー・ブランク。1985年、デビュー。1991年、初来日。FMW、新日本プロレス、全日本プロレス、みちのくプロレス、大日本プロレス、ZERO‐ONE、ハッスル、DDT、WNCと日本のメジャー団体、インディー系各団体に出場。IWGPジュニアヘビー級王座、ECWヘビー級王座、NWA世界ヘビー級王座、WWCヘビー級王座、XPWヘビー級王座、3PW王座、AWWLヘビー級王座など獲得。オリジナルの空中殺法“自殺ダイブ”の数かずを発明。アメリカではWWE、WCW、ECWのメジャー3団体のリングにも上がった。 ※文中敬称略 ※この連載は月~金で毎日更新されます 文/斎藤文彦
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