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“利回り30%”の定期預金がある!知らなきゃ損な国の制度

 今の40代はもう“逃げ切れない世代”となった。物価はジワジワ上昇、所得税の負担も増えていて、来年には消費増税も見込まれる。今の40代が65歳になった頃は、退職金や公的年金の受給額も間違いなく減っている。これでは、老後の不安は増すばかりである。今から対策は取れるのか?

“利回り30%”の最強の定期預金があった!?

iDeCo

60歳まで解約できないなどのデメリットもあるが、優遇税制は魅力的

 積極的な株式投資までしなくても、お得な制度は活用したい。東北学院大学経営学部教授の北村智紀氏がオススメするのが「iDeCo」(個人型確定拠出年金)だ。なぜお得なのか? 「iDeCoには利息・運用益が非課税、受け取り時に税金が控除という税制優遇があります。そして、3つ目の優遇が『掛金は全額所得控除される』というもの。例えば所得税が20%、住民税が10%の人だとすると、掛金の30%分の税金が還付・控除されるのです」  つまり、運用で利益が出なくても税金が30%少なくなるので、実質的な利回りが30%あるとも考えられるのだ。 「会社員だと月額2.3万円、年間27.6万円まで掛けることができる。この30%、つまり8.28万円の税金が少なくなる。自営業者なら月額6.8万円、年間81.6万円まで掛けることができ、その3割というと24.48万円になります」  iDeCoでは元本保証の定期預金に拠出することもできる。iDeCoの優遇税制を使えば、“利回り30%”の最強の定期預金ができるというわけだ。 【北村智紀氏】 東北学院大学経営学部教授、ニッセイ基礎研究所客員研究員も務める。公的年金制度や年金運用・リスク管理全般を研究。最近は退職給付制度も研究している ― ズルい貯金超戦略 ―
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