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年400万円貯める男のドケチ生活…まずは会社に水筒を持っていけ

 今の40代はもう“逃げ切れない世代”となった。物価はジワジワ上昇、所得税の負担も増えていて、来年には消費増税も見込まれる。今の40代が65歳になった頃は、退職金や公的年金の受給額も間違いなく減っている。これでは、老後の不安は増すばかりである。今から対策を取っている“ズル賢く”戦略的に貯蓄をしている人や将来の住まい対策を行い、一生困らない戦略的なため方をしている人を紹介しよう。

飲み物は会社のお茶。娯楽は優待券でタダに

財布

ボロボロになっても使い続ける財布。「毎日使うものだから新しいものにこだわる必要はありません」とのこと

「資産を増やすためには『稼ぐ』『使わない』『増やす』の3つしかない。特に、収入増と節約生活は確実に成果が出せるんです」。そう話すのは、IT企業に勤める安倉亮一さん(仮名・40歳)。株式投資はしているがそれほど大きく儲けたことがないのに、夫婦ですでに6000万円の資産を持つ。  驚きなのは、安倉さんは副収入と妻のパートの収入だけで生活し、本業の給料を全額ためている点だ。 「まとめサイトを3つ持っていて、一日30分くらいの更新で月6万円くらいの収入になっています。ほかに新商品のリサーチやモニターバイトの登録もしていて、一回5000円くらいもらえたりします。前にビールのモニターをやったんですが、最近、新製品として発売されたんです。お金ももらえて市場調査や勉強にもなるし面白いですね。それに、妻が年間103万円以内のパートに出てくれているのも助かっています。自分の本業以外に月10万円程度を稼ぐのはそれほど難しくない。しかも、一家族が生活するにはそれくらいの副収入で人生が大きく変わるんです」  安倉さん夫妻は両親の家に住み、徹底的に支出を抑えている。 「うちは子供がいないので、1か月の家族の生活費は15万円程度。できるだけ副収入の範囲で生活し、本業の給料には手をつけないようにしています。会社に水筒を持っていってオフィスのお茶を入れるのは当然。財布や鞄はボロボロになるまで使い切る。少し破れたからといってすぐに買っていたら、お金はたまりません」
給茶機

喉が渇いたら、持参した水筒にオフィスの給茶機からお茶を入れる。よく見ると水筒も塗装がはがれるほどボロボロに

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ドケチでも楽しい夫婦生活
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週刊SPA!6/5号(5/29発売)

表紙の人/ 松井珠理奈

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