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地方から出稼ぎ援交しに来る女性たち 「上京型LCC援交」の壮絶実態ルポ

勝ち組の男がいる唯一の街、それが東京

 LCCで上京し、ビジネスホテルで客を取る新しい援交スタイルの一端が見えてきた。さらなる実態を知るには、彼女たちの宿泊先兼職場であるビジネスホテルの内部に潜入しなければなるまい。  そこで、香川県出身の20歳の女性と1回2万5000円で話をつけ、彼女が滞在する上野のビジネスホテルに突撃した。ホテル近くのコンビニに現れたEさん(25歳)は、はっきりした顔立ちで色白細身の“上玉”だった。  筆者が声をかけるも返事をすることなく、彼女はホテルのほうに歩きだした。それを追いかけるようにホテルへ。多くのビジネスホテルでは、宿泊者以外が客室に入ることを禁止しているが、フロントの従業員らはこちらを気にする様子もなかった。ただ、エレベーターで階数ボタンを押すにはルームキーが必要なため、Eさんは常に外まで客を迎えに行っているようだった。  部屋に入ると彼女は自分のキャリーケースから出したタオルと使い捨て歯ブラシをこちらに渡し、シャワーを浴びるように促した。それらはホテルの備品とは明らかに異なり、Eさん自身が持ち込んだものだ。ベッドのシーツは使用感があり、おそらく先客の汗や体液を吸ったままだろう。そんなベッドに腰かける気にもなれず、筆者は「急用が入った」とそそくさと立ち去ったのだった。  密かに流行する上京型の援交について、素人の売春事情にも詳しいノンフィクション作家の中村敦彦氏はこう話す。 「’90年代の援交ブームは、遊興費やブランド品の購入資金を獲得するために売春をする若い女性が多かった。一方で、最近のパパ活に名を借りた個人売春は、貧困女性が生活費のためにやっているケースが目立つ。しかし、風俗や売春のメインの客層となる30~40代の男性は、’90年代に比べてお金を持っていない。経済が疲弊する地方ではなおのことで、少数でも勝ち組の男たちがいる東京に、地方の貧困女性が春をひさぎに来るというのも自然な流れでしょう」  上京型LCC援交は、まさに、東京と地方の格差が生み出した悲しき現象だったのだ。 ― 上京型「LCC援交」の実態 ―
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