陽気なコロンビアサポーター、W杯日本戦の前日から街を圧倒
19日にコロンビアとの初戦を迎える日本代表。記者は前日にモスクワから、開催地であるモルドヴィア共和国のサランスクに移動した。モスクワから南東に500km、人口30万人、W杯開催地のなかで最も小さい街は黄色い軍団、コロンビアサポーターがすでに大挙して押し寄せていた。
モスクワからサランスクに搭乗したときですら、飛行機内はコロンビアサポーターだらけ。離陸直前だというのにスマホで音楽をかけるや「コーロンビア、コーロンビア!」の大合唱。アエロフロートの美人キャビンアテンダントの顔が引きつっていたのを記者は見逃さなかった。
1時間でサランスクに到着。空港は新設されてピカピカ。小さい街ゆえ宿不足が叫ばれており、1泊3万円以上するという「超売り手市場」だが、空港には「宿あります」などと日本語で書いた紙を持つ地元の中年女性たちがいた。ホテルに荷を置くと、さっそくスタジアムのある市内中心部に向かった。
街の中心部にあるのが「テオドール・ウシャコフ大聖堂」のある広場。青と金のコントラストが美しいロシア正教会は凛とした佇まいをみせている。その美しさに目を奪われていると、横のショッピングセンター前では大勢の黄色い軍団が、教会をバックに記念撮影をしていた。この広場からは決戦の地となる「モルドヴィア・アリーナ」が見えており、彼らのテンションの上がり具合も理解できる。
教会の奥では、パブリックビューイング会場「FAN FEST」があり、他都市の試合をリアルタイムで観ることができる。昼下がりの会場は驚くほど人がいない。前日行ったモスクワの会場の1/10の規模ながら、観客はわずか。直射日光がキツいため、ほとんどの人は日陰に座り込んでいた。
日本代表のユニフォームを着た数人の人がいるが、割合で言えば「100:0.1」。地元の人々やコロンビア人からは「明日試合あるんだよね? 日本人全然見ないよ、どうした?」と心配されるほど。宿不足と都市間の列車移動が無料となる列車が出ているため「日本人は夜行で来ている。試合日の朝、列車で到着して試合日にすぐ帰るよ」と説明すると、地元の人々は少し残念そうな顔をし、コロンビア人は「で、何人来るの?」と畳み掛けてきた。
夕方から夜にかけて人が増えてきたが、増えたのはコロンビア人と地元の若者だ。記者はサムライ・ブルーのユニフォームを着ていたので、とにかく声をかけられる。お約束の「明日のスコアは何対何だ?」から「ユニフォームを交換してくれ」まで100人以上のコロンビア人と話した。
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