更新日:2022年12月30日 10:39
スポーツ

陽気なコロンビアサポーター、W杯日本戦の前日から街を圧倒

南半球から一族郎党、おひとり約70万円!

 せっかくなので、彼らにはどれくらいの費用と時間をかけてロシアに来たかを尋ねると、ひとり70万円程度で約1か月の滞在を予定。40~70時間かけて南半球からやってきているという。家族連れも多く、両親、子供2人、そして祖父母の6人組家族もいた。「前回のブラジルは近所だから、超ラクだったのに、今回は大出費だよ。このために必死に働いたからね」とビールをガブガブ飲みながらガハハと笑うお父さんもいた。  夜になると旗や鳴り物を持った“黄色い人々”と、地元の若者がどんどん増えてきた。「全員モデルか!」と目を瞠るほどのモルドヴィア美人が次々と来るので目を奪われていると、写真を口実にすかさず近づくコロンビア人。美人の産地と名高いコロンビアの男どもは美人に目がないのか、果敢なアタックを繰り返している。

オッサンすら、ガンガンアタックする

地元の美人。皆びっくりするほどスタイルがいい

 そんなモルドヴィア美人にも翻訳機片手に話を聞いたのだが、「田舎の町に見たこともない国の人が来るので楽しい」「コロンビア人は陽気で面白い。地元の男の子は大人しいから」と興味津々といったご様子。「もちろん日本人と話すのも初めてよ」と日本人にも勝機がある(ような)ことを言ってくれ、少し溜飲が下がった気になったから不思議だ。  最後のイングランドvsチュニジアの試合が終わったのは夜中の11時。内陸ゆえ、急激に気温が下がってきた。決戦の地であるモルドヴィア・アリーナを拝み、震えながら会場をあとにした。

日本、コロンビア両サポーターを静かに待つ「モルドヴィア・アリーナ」

 次回は試合開始前から現場に入りリポートをいたします。 取材・文・撮影/遠藤修哉(本誌)
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