アカデミー賞の選考に操作はあるのか? ゲーム戦略のプロが解析した
実際に、ディズニー系のアカデミー主題歌受賞率を調べたら、確率的にはおかしい。最近の10年で3回、ここ30年では10回。昨年のアカデミー主題歌賞の対象曲は91曲。つまり、受賞は約1%。1%とは、100年で1回が通常の発生率。それが10年で3回。数万年に1回の事象が発生している。こんなに高確率でアカデミー主題歌賞が獲れるとは、確率的だと考えにくい。そして今回のディズニー映画は、ミュージシャンが軸になる映画。なので、主題歌賞を獲るのがディズニー内の絶対指令だったとも考えられる。
今回アカデミー賞最有力候補が獲れなかった。つまりアカデミー賞は、映画ビジネスという大金が左右されるので、忖度やディズニーの仕事をした恩、もしくは仕事したい思惑など、見えざる力が働き正当な評価ではない。
僕はポーカープロのとき、新しいカードが出た瞬間の相手の空気感を読み抜く。そして、アカデミー賞の舞台を見たとき、違和感あった。だって、素晴らしい生歌の直後、スタンディングオベーションへ一瞬戸惑った人が多く見受けられたから。「一瞬戸惑う」って、ポーカーの行動心理学『テルズ』では良くある話で、そこにその人の本心がある。つまり、『この曲を投票してないのに、スタンディングオベーションは偽善かと戸惑った』と読む。ご興味ある人はYouTubeで検索ワード「keala settle this is me oscars」にてスタンディングオベーションまで投稿されている動画を見て欲しい。
【人を読むタイミングは、新しい事象直後の反応】by 人生の賭け方
もちろん受賞曲もすてきだけど、ライバル曲が3倍の人気があるので、疑問符が生じただけ。逆に、ゴールデングローブ賞では、世界の認識と合致して、“This Is Me”が主題歌賞を受賞。ならば、今後はゴールデングローブ賞をもっと信じ、アカデミー賞への信用を落とせばよい。しょせん結果でお金が動くので、忖度が働き、純粋に良い映画を決める賞ではない。
【選ばれると大金が入る評価なら、ピュアな勝負ではない】by 人生の賭け方
評価の信用性は、多角的な情報源から捕えるべき。
(1)メディア⇒ゴールデングローブ主題歌賞受賞。アカデミー賞ノミネート
(2)検索で得た情報⇒この記事を書くための事実を検索&確率から把握
(3)SNSで友達がシェア⇒“This Is Me”は数十回あり。アカデミー受賞曲はゼロ
(4)自分視点⇒僕視点で最高の主題歌
評価と、自分や世間がズレるなら、その評価を疑い、自分視点で再評価していくべき。評価をうのみに信じると、だまされてしまう。しょせん無料で得られる評価でも、無料で作られる大手の評価はない。つまり、評価は偏って作られていく。
【評価側を多角的に再評価せよ】by 人生の賭け方
ディズニーは、アメリカ政界へ働きかけてミッキーの著作権保護法を延期させている。おかげさまで、世の中をハッピーにしてる♪ 今回の受賞は、ディズニーなら不利な勝負も覆せるビジネス界のライオンキングという証だ!
●連載「人生の賭け方」
15年間、世界中のカジノを放浪して勝ち続けてきたプロギャンブラーのぶき。「『人生』とは自分軸で生きること、『賭け方』とはこの1時間をどう使うかの戦略だ」と言い切る。世間体から解き放たれ、「スマイル基準」で人生を勝ちへ導く男が語る生き様論。1971年東京都生まれ。15年間カジノで勝ち続けたお金だけで、世界6周。東日本大震災時、ボランティアのため一時帰国。すると、メディア・講演依頼など各方面から引っ張りだこに。検索「プロギャンブラー」にて独占状態。著書に『勝率9割の選択』(総合法令出版)、『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎)
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