夢の海外移住、家賃10万5000円で住むならどの国が快適?
しかし、海外だと心配なのが治安面。移住ガイド本の編集者でタイ在住歴15年の室橋裕和氏は次のように話す。
「バンコクやジャカルタでは、今回の設定家賃レベルの建物なら警備員や管理人が常駐しているので、そこまで神経質にならなくていいですね。アメリカなどの治安が悪い地域ならホームセキュリティも考えたほうがいいと思います」
住環境だけ考えれば、タイとインドネシアは日本より良さそうだ。
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月10万5000円で住める家は…
Bad!×<アメリカ>12畳ワンルームのシェアハウス
18.6㎡で約12畳のワンルームのシェアハウスでバス・キッチンは共用。マンハッタンでもかつて治安が悪かったハーレム地区の物件。とても家族では住めない
<カナダ>景色が見えない50㎡の地下物件
トロント市中心部から25km郊外の住宅。50㎡、2ベッドルームでキッチンが完備された地下物件。カナダでは、地下や半地下の物件はポピュラーらしいが……
Good!◎<パラグアイ>南米らしさ溢れる256㎡の土地付き平屋
首都アスンシオンの中心部から10kmほど郊外の物件。ベッドルームとバスルームは2つ。そもそも家族向けとなると中心部に物件は少なく、郊外住まいになる
<ドイツ>52㎡1LDKの単身者向けマンション
日系企業が多く、日本人に人気のフランクフルトの駅近物件。アクセスの良さを取ると部屋数が減り、寝室に部屋を使うと子供部屋は我慢してもらうしかない
<ギリシャ>素敵な裏庭のある1LDKのマンション
多くの観光名所に囲まれたアテネの中心部から歩いて10分ほどの好立地。家具付きでテレビ、ソファ、ベッドなどひと通りのものが揃っている。犬猫もOK
Good!◎<タイ>共用プールとジム付き80㎡コンドミニアム
バンコクでも最も賑やかなスクンビット通りから2kmほど。築年数は古いが、スーパーも近く、ジム、サウナ、子供の遊び場など施設も充実。NHKも見られる
Bad!×<シンガポール>薄壁6畳一間の劣悪シェアハウス
中心地は台所とバス・トイレは共用の簡易宿泊所みたいなところでないと厳しい。家族で住める物件を探すとなると2ベッドルームで最低20万円以上は必要
<インドネシア>安そうなタイル床のチョイ古めの2LDK
リビングや寝室も一部では“トイレ床”とも呼ばれる日本人には不人気なタイル材を使用。プール付きで警備員もいるが、ジャカルタ市内でも治安は少し悪い
Bad!×<台湾>8畳ワンルームのキッチンなしマンション
台北駅から最寄り駅まで地下鉄で5分と立地だけは抜群。インターネットの通信費は家賃に含まれている。浴槽はなく、ユニットバスでシャワーのみの仕様
<オーストラリア>システムキッチン完備の56㎡の1LDKアパート
シドニー中心部からバスで10分ほどの閑静なエリア。物価高の国だが家賃はそこまで高くない。56㎡の1LDKでシステムキッチン完備。家族でも住めそうか
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<取材・文/週刊SPA!編集部>
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