デジタル

Googleから突然「ウィルス感染」警告。急増するスマホ詐欺

トラブル でもご安心ください。グラディアトル法律事務所の若林翔弁護士によりますと、 「料金の支払義務は生じません。アダルト動画の架空請求などは、法律上、動画を閲覧する契約が成立していないか、または契約自体が無効となるためです。  また、このようなアダルト動画の詐欺業者は、大量の閲覧者の中から任意に支払ってくれる人から騙し取るという方法を取っており、業者からの連絡を無視した閲覧者について、個人情報を追跡するようなことはしません」 とのことでした。詐欺業者もコストパフォーマンスを追求し、効率の悪いことはしないようですね。 「さらに、近年はこのような詐欺業者の逮捕事例もでており、多くの業者が慎重になっています。無視したとしても業者側が閲覧者側に不利益になるような行動をとることは考え難いです」(若林弁護士、以下同)  しかし、無視し続けていたら弁護士からの書面が自宅に届いたという噂を耳にしたことがありましたが……。 「同様のアダルト動画の詐欺業者について、これまで数百件の相談を受けていますが、裁判所から書面が届いたという相談は一件もありません。ただし、もしも裁判所等から書面が届いた場合には、無視はせずに、弁護士に早めに相談するようにしてください」  こういった詐欺は、利用者の後ろめたさにつけ込んでくる典型的な例となります。まずは慌てずにネットで検索すれば、9割以上は解決することがほとんどですし、無視することが最善策だと思います。ただし、若林翔弁護士が言う通り、裁判所から書面が届いた場合は、まずは弁護士に相談することをお勧めします。
1978年生まれ。ITの人材派遣会社やソフトウェア開発会社を経て、2007年に株式会社プロイノベーションを設立。現在は、一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師として企業研修を行ったり、日本一背の高いITジャーナリストとしてwebメディアでも活躍している。
1
2
おすすめ記事