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Gmailの右クリック機能がより便利に! 知らないと損する活用術

 ITジャーナリストの久原健司です。 Gmail Gmailの右クリック機能がアップデートされると話題になりました。いままでは「メールのタブ移動・アーカイブ・既読/未読にする・削除」のみだったのが、「メールの返信、ミュートやラベルつけ」などが追加され、大幅に便利になるでしょう。一般ユーザーには2月22日から数日間で利用可能の予定とされています。今回は、新たに追加される機能について説明していきます。

右クリックでできるようになったこと

 まず、今回のアップデートでは以下の操作が右クリックで可能となりました。 ===== ・ワンクリックで返信(全員に返信含む)、転送する ・送信者からのすべてのEメールを検索する ・同じ件名のすべてのメールを検索する ・複数の新しいウィンドウで複数のメールを同時に開く ・簡単にラベルを追加したり、メールを移動する =====
右クリック

右クリックすると現れるコマンド

 この中から、いくつかの操作をピックアップして説明します。 ●「新しいウインドウで開く」  この機能、一見すると大したことないように思えますが、実はとても便利なんです。  皆さんは、返信メールの入力フォームが小さくて打ち込み辛いと感じたことははないでしょうか? そんなときに使えるのが「Shift+返信ボタン」。ポップアップのメール返信が立ち上がり、複数のメールを編集する際に便利な機能です。これが右クリックのみで出来るようになるのは大変ありがたいです。
新しいウィンドウで開く

右上の矢印で全画面表示にもできる

●「ミュート」  ミュート設定をすると、受信トレイには再表示されない機能です。複数人でやりとりをしている場合など、自分宛ではないメールをミュートにしておくと、大事なメールが受信フォルダに埋もれないので便利です。  直接自分宛てのメールが届いた場合は、サブジェクトの前に[ミュート]という表記が付いた状態で受信トレイに表示されます。完全無視とはいかなくても、聞かれたときだけ返信する程度のメールであれば、効率化のためにも良い機能でしょう。 ●「メールを検索する」  検索フィールドに『from:“送信者メールアドレス”』で検索された結果が表示されます。返信し忘れがないかの確認や、過去に送信されてきたメールをササッと集めるときなどに使用すると便利です。 メール●「スヌーズ」  今すぐ対応出来ないけれど、後で返信しようと思ったメールに対して一旦保留する場合に使う機能です。既読から未読にして残しておくユーザーもいますが、こちらの方が一覧はすっきり整理されます。 ●「移動」  一覧から別フォルダに移動するときに使います。スヌーズとは違い、読んだ後に対応不要の場合に利用されることが多くあります。  今回は返信や転送といった、誰もが使用する機能がワンタッチで出来るようになる上、「新しいウインドウで開く」など知っていると便利な機能も操作可能となります。これを機に、メール返信の効率化を図っても良いかもしれませんね。
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