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「テレビがつまらなくなった」は本当か? 現役テレビマンが“気になる”バラエティ番組

「テレビがつまらなくなった」といわれる昨今。でも、本当にそうなのだろうか? さまざまなメディア、デバイスが登場し、動画コンテンツが溢れる今だからこそ、ちょっと真剣にテレビを見てみませんか? きっと、テレビはめちゃくちゃ面白いはずですから。
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左から伊藤隆行氏、カツオ氏、岡宗秀吾氏

イチオシのバラエティ番組はコレだ!

 逆境の中でも人気番組を続々と生み出しているテレビマンたち。自らが手掛けないまでも“気になる”バラエティはあるという。注目ポイントと併せて見ていこう。

「池の水ぜんぶ抜く」のプロデューサー伊藤隆行氏が「今一番注目している番組」

『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)  実は以前、この発想に近い企画をやっていました。『ポンコツ&さまぁ~ず』という番組で、一般家庭で廃油をもらって、それを燃料にして車で旅をするという番組だったんですが、出川さんの電動バイク旅を見て「やられたな」と思いましたね。 『所&林修のポツンと一軒家』(朝日放送系)  僕がやっていたのは『世界の超!絶景ハウス』という、その時は海外中心の番組だったんですが、『所&林修のポツンと一軒家』が国内でこういう手法でやっているのを見て、「これはうまいな」と感心しました。

放送作家・カツオ氏の「印象に残っている番組」

……カツオ氏の担当番組は『ナカイの窓』『全力!脱力タイムズ』『林修のニッポンドリル』『梅沢富美男のズバッと聞きます!』『スクール革命!』『フリースタイルダンジョン』『ぐるナイ』など 『ささるぅ』(日本テレビ系’07年10月~’08年3月放送)  自分がやってきた中で印象に残っている番組です。おぎやはぎの矢作さんの番組で「モテるための教則」を紹介する内容。深夜番組で自由に作れたので、“自分の中のお笑いセンス”をムキ出しにしてやれた番組でしたね。 『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』(フジテレビ系)  個人的な企画の好みとして、ゲーム性があってシステムがしっかりしている番組が好きです。そういう意味で、この番組は企画性がパキッとしているので印象に残っています。
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スポーツとしての面白みの裏に「軽エロ」がフックされてる
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