世界最高の金持ちも驚くほどの、金正恩の贅沢生活
以下、2人のプロフィールを比較してみよう。まずは、金正恩。
【金正恩(キム・ジョンウン)】
【生年月日】1984年1月8日(32歳・諸説あり)
【出生地】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平安北道昌城郡、元山市、平壌市との諸説あり
【身長・体重】170cm・130kg(諸説あり)
【血液型】不明
【学歴】金日成総合大学では情報工学を学び、金日成軍事総合大学では砲兵指揮を専攻
【好きなスポーツ】スキー、バスケットボール(マイケル・ジョーダンのファン)
【好きな俳優】ジャン・クロード・ヴァン・ダム
【父】金正日(朝鮮労働党総書記)
【祖父】金日成(朝鮮民主主義人民共和国初代最高指導者)
【留学先】スイス
【ファッション】祖父の髪形、服装、癖、公の場での話し方などをコピー。シークレットブーツを愛用?
【好きな食べ物】スイス産チーズ、寿司、和牛ステーキ
【好きな飲み物】フランス産シャンパン、テキーラ
【趣味】乗馬(ロシアの名馬を多数保有)、ドライブ(愛車はベンツ、GL級)、自家用飛行機の操縦
【実績】2010~2013年にかけて、馬息嶺スキー場、綾羅人民遊園地、高級レストランなどを建造。最近では、黎明(リョミョン)通り、キノコ工場、ナマズ養殖場などを手掛ける
【暮らし向き】英国製クルーザー所有(約8億3000万円)。北朝鮮国内に33戸の別荘所有。中国から輸入したイルカ4頭を別荘で飼育(値段は約3億円)。15年間にわたり、1年間あたり贅沢品約7億1500万円相当を輸入(蒸留酒約3055万円、ドイツビール約735万円、時計(スイス製)約744万円、釣り竿(中国製)約3270万円、ワイン・シャンパン約1470万円、メーク・ヘアケア用品約1600万円、チーズ約870万円、馬(ロシア産)約1720万円など)
【人物評】
「才能がある。(権力継承時は)26歳で、タフに(国家を)運営してきた人物はほとんどいない。1万人に1人だろう」(トランプ米大統領)
「彼がこれまでにやってきたことにははっきりとした目的がある。実際のところ、朝鮮半島での衝突を避けたいと誰よりも望んでいるのは彼なのだ」(CIA高官ヨンスク・リー)
「危険で捉えようがなく、暴力傾向があり、自己評価が高い」(カート・キャンベル米国務次官補が接触した、スイス留学時代を知る人物たち)
「一番鈍くはなかったが、いつも“第2群”だった。ドイツ語があまりできず、質問されると慌てた」(スイス留学時代の同級生)
「世界最高の大金持ちも驚くほどの生活をしている」(デニス・ロッドマン)
「いつかは総裁にしたい。彼は天才だ」と進次郎を評する石破茂氏
一方の進次郎。世襲議員としては慎ましやかだ。
【小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)】
【生年月日】1981年4月14日(37歳)
【出生地】神奈川県横須賀市
【身長・体重】非公表
【血液型】AB型
【学歴】関東学院大学経済学部経営学科卒業。コロンビア大学大学院に留学。
【好きなスポーツ】野球、サーフィン、ゴルフ
【父】小泉純一郎(内閣総理大臣、衆議院議員)
【祖父】小泉純也(防衛庁長官、衆議院議員)
【曽祖父】小泉又次郎(逓信大臣、貴族院議員、衆議院議員)
【留学先】アメリカ
【ファッション】「スーツの着こなしはオーソドックスだが、上品。スタイルもこなれている」(スタイリスト)。店舗でスーツを選ぶ姿が目撃されている。昨年の衆院選で身にまとったテーマカラーである緑のスカジャン(老舗ブランド「テーラー東洋」の「DRAGON&TIGER」。リバーシブル仕様。値段は税抜き5万8000円)がバカ売れ
【結婚】独身。父・純一郎は「本当の恋をして、その人と結婚してほしい。40歳を過ぎてからでも構わない」と言っているが、純一郎の元秘書・飯島勲氏は女性問題を警戒して「早くお見合いすべきだ」と言っている
【実績】「2020年以降の経済社会構想会議」会長代行として国会改革案を取りまとめ、二階俊博・自民党幹事長に提案
【趣味】読書
【人物評】
「俺より上だよ」(父・小泉純一郎)
「いつかは総裁にしたい。自民党が野党の時、私が政調会長の時からそう言っている。彼は天才だ。人を引きつけるオーラがある。一方であの演説の巧みさは、落語を聞いて勉強していると聞いている。努力をしている。地方に演説に行くと、地元の方言も事前に覚える。批判するのは簡単だが、努力はなかなかできない。天性のものに加えて努力がある」(石破茂・自民党元幹事長)
若くして“王位”の継承を宿命づけられた男たち。細かい点を比較すると、意外な素顔が見え隠れするようだ。(一部敬称略)
※『週刊SPA!』8月21日発売号「小泉進次郎と金正恩、もし闘わば」より
文/片田直久 写真/時事通信社 イラスト/おぷうの兄さん(おぷうのきょうだい)