「1日数万稼げる」は大嘘!エロ裏稼業のバイトは地獄だった
裏カジノの店員や、風俗店オーナーなど、世の中には俗にいう「裏稼業」がはびこっている。
援デリとは、援助交際を装った業者による管理売春のこと。男性が女性を装って出会い系に売春の募集メッセージを書き込み、交渉が成立したら待ち合わせ場所まで女性を派遣。援助交際で得た金を業者と女性で分配するというものだ。
女性にとっては自分から客を取る必要がなく、業者側もデリヘルなどでは客の付かない一般的に低レベルと言われる女性で稼げるため、お互いにメリットのあるモデルだ。
「1日数万は稼げる」と悪友に紹介され、援デリ業者でバイトをする事になったという佐藤氏。
「援デリ業者で働けば、スマホ片手に楽に稼げると聞いてやってみたんです。分け前は完全歩合制で、客を1人捕まえるたびに1500円。土日などは1日に20件程捌ける日もあると言われました。
当時自分は工場勤務で日当8000円の生活をしていましたから、管理売春で捕まる可能性を差し引いても魅力的に聞こえましたね」
しかしバイトを始めてすぐ、裏稼業の厳しさを痛感することになったという。
「最初は、出会い系や掲示板等で女のフリをして客を引っ掛けるだけと聞いていたのですが、実際は働く援交女の面接やホテルへの送迎、出会い系で捕まえた客とのメールなど、とんでもない激務でした。
出会い系で捕まえた男とは24時間常にやり取りしなくてはならないし、ブラック企業も真っ青ですよ。これが休みなしで昼の12時から朝の5時まで、毎日続くんです」
裏稼業というと、リスクを背負う代わりにまっとうな仕事よりも楽に大金が稼げるというイメージが一般的ではないだろうか。しかし、その実態は甘い話だけではないようだ。
今年5月まで、およそ2年間援交デリバリーサービス業者(通称:援デリ)で働いていた佐藤浩介氏(30歳)は援デリ時代を「地獄でした」と振り返った。
「1日に数万円稼げるよ」甘い話に乗ってみたものの…
聞いてた話と違う! 過酷な裏稼業の実態とは?
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