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<KEIRINグランプリ>過去10年のデータから見えた「7つの傾向」と意外な本命選手

KEIRINグランプリを過去データで徹底分析

競輪

写真はイメージ

 まもなく、競輪ファンにとって今年の締めくくりとなるレース「KEIRINグランプリ」がやってくる。多くのファンは既にご存知だと思うが、優勝賞金はなんと1億1880万円(副賞除く)。過去最多の賞金を争い、競輪界のトップ9人が激しい争いを繰り広げることになるだろう。  ……しかしこのKEIRINグランプリ、ファンにとってはすこぶる予想の難しいレースだといえる。最近は減少傾向にある9車立てであることに加えて、多額の賞金がかかった1発勝負のため、全選手が全力を持って勝ちに来る。それに、メンバー的には誰が優勝してもおかしくないメンツなのだから、予想は困難を極めるだろう。 出場選手は以下の通り。 1番車 古性優作選手(大阪・100期) 2番車 郡司浩平選手(神奈川・99期) 3番車 新山響平選手(青森・107期) 4番車 守澤太志選手(秋田・96期) 5番車 松浦悠士選手(広島・98期) 6番車 平原康多選手(埼玉・87期) 7番車 新田祐大選手(福島・90期) 8番車 佐藤慎太郎選手(福島・78期) 9番車 脇本雄太選手(福井・94期) 並び:91・3748・2・5・6  KEIRINグランプリにおける過去10年のデータを見てみると、3連単の平均配当は60305円となっている。約600倍の車券をピンポイントで当てるのは至難の業だ。  ちなみに、9車立てレースにおける3連単の平均配当はデータの区切り方にもよるのだが約3万円前後となる。平均配当よりも高めの配当になっていることからも、KEIRINグランプリは荒れやすく予想が難しい一戦であることがうかがえる。

データからみえる7つのポイント

 過去10年のKEIRINグランプリにおいて、最も3連単配当が安かったのは2015年の7720円。単騎の浅井康太選手に続いて同じく単騎の新田祐大選手、3着には3車ライン番手の平原康多選手が入着したレースで、22番人気での決着となった。つまり、過去10年では「21番人気以内の車券は1度も来ていない」と言い換えられる。  このように、過去10年のデータを読み解いていけば、予想におけるヒントをもらうことができないだろうか? さっそく調べてみよう。  以下、データを調べて分かったことを列挙していく。 1.3連単の配当が7000円を割ったことはない  これは先ほども書いた通りだが、いわゆる本線でワンツーが決まったり、ズブズブで決着した例はない。展開予想の難しいレースだと力の順で並べた車券を買ってしまいがちではあるが、やはり拮抗した実力のメンバーすべてが勝ちを狙いにくる以上、頭で考える展開予想の通りにいかないのだろう。 2.ラインの先頭選手、4番手選手が優勝したことはない  やはり、先行選手は強敵に対して脚を使っていかなければならないぶん、少し不利になるようだ。今年のライン先頭である新山選手、脇本選手がこの壁を破れるか注目していきたい。  4番手選手については4車ラインが組まれない年も多いのでなんともいえないところではあるが、東北ライン4番手の佐藤選手がどう動くか見逃せない。 3.番手選手が優勝する確率は7/10(2020~2016.2014~2012)  こちらもセオリー通りだが、番手選手は優勝確率が高く、有利なのは疑いなさそうだ。新田選手、古性選手にとってはチャンスとなるか。
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単騎選手が優勝する確率は…
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フリー編集・ライター、現役AI絵師。携帯電話やポイント、ネット犯罪、節約術やお金の最新情報などに精通し、月刊誌で連載中。Twitter:@yamanoyy

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