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バスケ選手が買春した歓楽街「ブロックM」は、日本人駐在員が通う“夜の大学”

駐在員から「ブロックM大学」と呼ばれる理由

 日系商社に勤めジャカルタ勤務6年の手島直樹さん(40歳・仮名)によると、ブロックMには別名があるという。 「ジャカルタの駐在員の男は2年くらいで日本に帰るので、基本的にインドネシア語を覚える気がありません。現地スタッフも英語を話せるので、インドネシア語を覚えるモチベはブロックMでオネエチャンと会話することだけですよ(笑)。なので、ブロックMは『ブロックM大学』って呼ばれてます」  駐在員にとってはインドネシア語を覚える場所にもなっているらしい……。 「はじめは指さし会話帳からスタートしますね。ジャカルタ駐在してから日本に戻るとめでたく『ブロックM大学卒業』ってハクがつきます。必修科目は自分の娘さんくらいの女子に月10万くらい渡してアパートで囲うことですかね(笑)。駐在員は危険手当も出ますから、カネ余ってるんですよ。  ジャカルタの場合、日本みたいに働きませんから、夜は暇なんで遊ぶくらいしか使い道がない。ゴルフと愛人ばかりにカネを注ぎ込んでいる人もいます。とはいえ、駐在員の中には贅沢に慣れきって日本で社畜生活に戻るとノイローゼになる人もいるみたいです」  現地の一般人の月収は日本円で3万~4万円程度。一方で、日本人駐在員はその20倍以上の給料をもらっていることも珍しくないらしく、彼らにとってはハシタ金か……。

選手たちはなぜ公式ウェアで行った?

 謝罪会見において、4選手の中で最年長の永吉佑也(27)が「歓楽街の認識はなかった。(中略)現地に着いたらきれいにされている女性の方が多くて……。そういう街なんだな、と感じた」と説明した。そこで、彼らは日系人に声をかけられ、女性が接待してくれる店を紹介された。その後、ホテルに女性を連れ帰って行為に及んだという。 「公式ウェアでブロックMに行ったところをみると、初めから買春目的ではなかったんだと思いますね。ただ、そのへんに日本語が話せるおじさんも多いですし、路上でも普通にオネエチャンが『買わないか』って持ちかけてきます。誘惑に負けて交渉が成立しちゃったんでしょうね。なんか、日本代表でバスケしにきて示したのがスポーツの強さじゃなくて、スケベさだけなんて、悲しいですよね(苦笑)」  今日もジャカルタでは、カラオケ店で夜の国際親善試合が行われているのだろうか。<取材・文/青井喜三郎>
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