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東大生が気づいた「ビビることのメリット」。成功者には「臆病者」が多い?

日曜日の夜、2時間の“ビビり”が翌週の成功を生む

 さて、ここまで「ビビり」のメリットについて説明してきましたが、ビビりすぎて、何にも手を付けられない状態になるのはよくありません。そんな心配性な人や緊張しやすい人にオススメの「ビビりタイムゲーム」を紹介したいと思います。  私は勉強や仕事など、日常的な課題をゲームの考え方を取り入れて解決する「ゲーム式習慣術」を考案しましたが、「ビビりタイムゲーム」もそのひとつです。手順を説明しましょう。  まず、心配事や悩みがあることを自覚したら、「ゲームスタート!」と考えてください。「明日のプレゼンでミスったらどうしよう……」など、どんな些細な悩みでもいいので、心配事が出てきたタイミングでゲーム開始です。  次に日曜日の夜に「2時間」をとりましょう。新しい1週間が始まる前の日曜日の夜であれば、来週の悩みが現実性を帯びてくるからです。この2時間の間に悩みを列挙し、できるだけ多くの準備をします。  たとえば「友達と喧嘩してしまい、仲直りできない」という悩みがあるのなら、「自分からコミュニケーションを取ってみる」など、悩みを解決するための方法を考えてみるのです。そうして2時間で、徹底的にモグラ叩きのように悩みを潰していき、悩みが1つもなくなったら、ゲームクリアです。  このゲームのポイントは、「2時間」というタイムリミットにあります。たったの2時間ですが、全力で悩みの解消のために動くことが大切です。悩みの厄介なところは、「考えると気分が落ち込むこと」にあり、「ビビりタイムゲーム」はこうした心の状態を変えることができます。  日曜日の夜、2時間悩むだけで次の日からの心の状態が全然変わりますし、全力で準備した記憶があれば、案外本番でも緊張することなく、失敗も防ぐことができます。完璧な準備をするために、このゲームで2時間ビビりまくってください! 東大生が気づいた「ビビることのメリット」。成功者には「臆病者」が多い?
(にしおか いっせい)東京大学3年生。偏差値35から2 浪後なんとか東大に合格。現在は東大書評誌『ひろば』編集長、「ドラゴン桜2 東大生プロジェクト『東龍門』」のプロジェクトリーダーなどを務める。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』が12万部を突破。最新刊『東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>』が発売中
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