パッとしない営業マンが経理に異動も…年収900万円の課長に昇進できたワケ
花形部署からは外れたにもかかわらず、30代後半にして同期を抜き返した斎藤さんの勝因とは?
「まずは希望通りの部署でなくても腐らず、きちんと前向きに仕事に臨んだことが何よりですが、異動先が経理だったというのもかなり運がよかったのではないかと思います。決して目立つ部署でないですが、専門性が高く、その部署で昇進するためにはライバルも少ないので、自らの価値を上げていくには実はとても好条件かと思います」(プロ経営者の出口知史氏)
業界平均を大きく上回る年収を現在も得ているだけでなく、経理はどの会社でも必要となる点も見逃せない。
「マネジメントスキルに経理経験、営業経験を兼ね備えた存在は希少性が高いので、ご自身の意欲次第ではさらに価値を高められる可能性もあります」(同)
価値向上のチャンスは意外なところにも落ちているのだ。
●斎藤さんの値段が高いワケ
会社の主役だけが高給を得るわけでない。地味だけど必要な部署で輝くことができれば昇進が早いうえに他社、他業界でも十分戦える
― 自分の値段を査定せよ ―
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