恋愛・結婚

神社の「恋みくじ」どおりの人を、アプリで見つけた痛い結末――現役グラドル経営者・手束真知子

神様が教えてくれた「運命の人」に会ってみると

 キャピキャピのブリッコメールを続けて2日目。早くも1週間後に会うことを決めたのでテンションは上がっていたのですが、ブリッコをすることに疲れてしまい、会ったことがない人との会話もそう長くは続かず、メールのやり取りが途絶えてしまいました。  恋は落ちるものって言うけど、恋をしようとするとこんなに大変なの? みんなどうやって恋してるの? と、また負のループに陥ります。  そしてようやく来た初対面当日。ブリッコはもう疲れたので素のままの私で行くことにしたんです。 手束真知子 25歳のR君はスーツ姿で登場。第一声が「昨日ウルトラで酔っぱらって~記憶にないけどなぜか肩がめっちゃ痛いんっすよね~」という言葉にジェネレーションギャップを隠しきれませんでした。見た目も中身も今どきなR君と2人部屋の個室に入れられた私たちはなんだか面接のようになってしまいました。 「人材派遣の会社に勤めていていずれは独立をしたい」と意気込むR君は、パーティやクラブに行くことが多いそうで、マッチングアプリでも銀座のクラブのお姉さんや大学生を中心に会っているとのこと。家と秋葉原のお店を往復する毎日を過ごす私とは180度違う世界にいるように感じました。 「クラブとかって行かないんですか?」「じゃぁ休みの日は何して遊ぶんですか?」という質問に「休みは温泉に行っています。今日も温泉帰りなんですよ」と真面目に答えたら「それ、お母さんじゃん!」って言われてしまって。  さらに「真知子さんってプライド高そうですよね」「メールの雰囲気ではかわいい系かと思ってたけどサバサバ系だし」「なんか一人でも生きていける女って感じ」と、締めくくられてしまいましたとさ。  そこからも話は盛り上がらず、1時間で解散。  以後はパタリと連絡が来なくなってしまい、10日後に来たR君からのメールの内容はホームパーティのお誘いでした。  どうやら私は恋の相手ではなく「パーティ要員」に振り分けられてしまったようです。  恋みくじが導いてくれた「運命の人」とも上手くいくことが出来なかった……。アラサー婚活グラドル、いよいよ崖っぷちから崖の先へ落ちそうです。 手束真知子
ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(guradorubunkasai.net)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが名物として発売中。アイドルユニット「グラドル文化祭」のプロデュースもしている。グラビアDVD「待ちこがれて」「mature」。Twitterアカウント「@machi_pie」Instagramアカウント「@machikotezuka
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