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おごった後の恩着せがましい上司がウザい! 女性部下に嫌われないおごり方

さりげなく「好みじゃなかったら無理しないで」

 衣料メーカーに勤務する井上麻里奈さん(仮名・26歳)が出張に行く朝、新幹線の座席で上司を待っていると発車ギリギリで滑り込むように乗車してきた。 「肩で息をしながら『いや~、どうしてもこの駅弁が食べたくて……買いに行ってたら乗り遅れそうになっちゃった』と明らかにテンションが上がっている様子でした(笑)」  そして、上司が手にしたビニール袋には、駅弁が2つ。これって、もしかして? 「よかったら井上さんのぶんも買ったからどうぞ。でも、好みじゃなかったら無理しないで僕にちょうだいね。これなら何個でも食べられるから!」  そう言って、おいしそうに駅弁をほうばる上司。今まで駅弁に関心がなかった井上さんだが、上司の食べっぷりを見て興味が湧いてきたそう。 奢られたくないガール「そんなふうに言われたら食べてみたくなりますよね? 実際に食べてみたらすごくおいしくて……あと、そんな上司のまったく押し付けがましくない感じがいいなって」  恩着せがましくせず、あくまで自然な流れで奢るのが吉。「そこまでして下手に出たくねーよ」という全国おじさんたちの怨嗟の声が聞こえてきそうだが、彼女たちの例を参考に、女性部下とコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか?<取材・文・イラスト/鈴木詩子>
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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