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夫が発達障害の夫婦。離婚の危機を乗り超えたアイデアとは?

 昨年から大きな話題になっている「大人の発達障害」。SPA!で特集を組んだところ「自分もそうかもしれない」「知人が驚くほど当てはまる」と反響があった。発達障害の当事者たちは、その特性から職場や家庭でさまざまな困難に直面している。彼らが経験してきたトラブルや解決策を聞いた。

大人の発達障害

障害者手帳を手にする吉田さん

妻とはSlackで事務連絡。障害をアイデアで克服中


 妻とはゴミ出しや買い物を含め、“事務連絡”をすべてSlack(ビジネス向けコミュニケーションツール)でやり取りしています」

 そう話すのは、ASDとADHDの特性を持つ吉田洋介さん(仮名・28歳)だ。吉田さんは現在、障害者雇用の会社員。発達障害に気づいたのは社会人3年目のときだった。当初は仕事についていけず、思い悩み休職する時期もあったが、発達障害だとわかってからはマルチタスクが苦手だという自分の特性を理解。それ以降、仕事では「飲み会の出欠連絡に返答する」といった些細なことも含め、ワードにすべて記入するようにしたという。

「そうしたら苦手だった業務管理も、今では一般社員の人たちより得意になりました」という吉田さんだが、仕事で気を張るぶん、私生活では気が抜けてしまう。

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未払い通知に気づかず水道が止まり……

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発達障害グレーゾーン

徹底した当事者取材! 発達障害“ブーム"の裏で生まれる「グレーゾーン」に迫る





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