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しゃぶしゃぶ鍋パワハラ事件、ネットでは無実の人間が犯人扱いされていた

 火がついた状態のしゃぶしゃぶの鍋に顔を押し込まれるという、到底信じ難いパワハラ映像が報道され波紋を広げている。被害者の男性は、東京都渋谷区の芸能事務所「MELM」で働いていた2015年12月、同社の忘年会にて、事務所の男性社長から先述のパワハラを受けた。男性は現在も後遺症に悩まされ、加害者に対し刑事告訴、損害賠償を求めて提訴するとしている。



芸能界はパワハラが多いのか?


 今回事件を起こした芸能事務所と同じ東京都渋谷区にある、別の芸能事務所で働くAさんは次のように言う。

「この業界は基本的に上下関係が厳しく、業界歴が長い人が絶大な力を持っていることが多い。被害を受けた男性が鍋に顔を押し込まれる前、『面白いことをやれ』と社長から言われたようですが、クライアントや代理店、テレビ制作会社の人間など、色々な人と関わる世界です。会食の際などに、そういったサービス精神を立場の弱い人間が求められることはよくあります。といっても、『なにか歌え』や『ギャグをやれ』レベルの話ですが」

パワハラ

写真はイメージです(以下同じ)

 Aさんは業界歴30年以上のベテラン。過去には数多くのパワハラを見てきたそう。

「昔はパワハラ、セクハラが当たり前の環境でした。某芸能事務所の美人女性マネージャーにとあるクライアントのお偉いさんが言い寄り、『俺の女にならなきゃオタクのタレントは使わない』と言ったり、クライアントとの食事会では代理店の社員から『お前、今日の仕事わかってるよな』と言われた女性もいましたね」

 そんな多くの卑劣な現場を見てきたAさんですら、今回問題になっているパワハラについて「さすがにあそこまではあり得ない」と話す。

「今回の報道で、芸能界は怖い…のように思われた人もいるでしょうが、一昔前のこの業界でもさすがにあそこまでのパワハラは聞いたことがないです。あれは加害者の人間性の問題ですね。でも、渦中の芸能事務所のような小さい会社でなおかつ、ギャル系モデルが所属する事務所らしいな…とも思いました。ああいうところだと社員もモデルもノリが大切みたいな、学生サークルのような雰囲気の事務所が多いですし、クライアントも少々怪しめな会社が多いはずです。

 動画を見る限り、周りにいた人間も一緒になって囃し立てていましたから、やはり普段からああいったノリで何かを強要するという文化が根付いていたのでしょう。今回の事件がきっかけとなり、そのような悪しき習慣のようなものを根絶してほしいものです」

しゃぶしゃぶ
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無関係の人間が犯人として晒される

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