恋愛・結婚

“サイコパス”と呼ばれた男が本気の恋に気づいたとき…「別れるのがイヤで泣いて土下座した」

結婚を前提に付き合うも…

 楽しかったクリスマスデートは一転、修羅場と化した。だが約3時間謝罪をして、ようやく圭子さんは許してくれたそう。そしてこの出来事がきっかけで山野辺さんは、これまでの異性関係をすべて清算し、真面目になることを誓う。 「クリスマスの次の日には、これまでの女性関係をすべて切りました。圭子には『結婚を前提に付き合ってほしい』と伝え、彼女もそれを了承してくれたので、本気で結婚を考えていましたね。ですがそれから3年半ほど付き合い、『そろそろプロポーズを…』と思っていたころ、突然フラれてしまいました」
チャラ男

写真はイメージです

 結婚を考えていた矢先の出来事。彼女に理由を聞いてもなにも答えてくれず、ついには連絡も取れなくなった。そしてショックを受けた山野辺さんは、「この恋を忘れよう」と考えた挙句、結局圭子さんに出会う前の派手な交友関係に戻ってしまった。 「フラれてからしばらくはショックで仕事も手につかない状態でした。でも、『このままじゃダメだ』と思いました。『女を忘れるには女だ』と。気が付けば、また女性を取っ替え引っ替えする状況に戻ってました。今はマッチングアプリとクラブを使い、ほぼ毎日女性と関係を持ってますね。  真面目になった時期もありましたけど、『やっぱり自分には自由な恋愛が一番いいのかな』とも思い始めています。遊びなら感情的になることもないし、こちらが傷つくこともない。そして感情のせいで仕事に影響を及ぼすこともない。職場で呼ばれるように、『サイコパス』として恋愛もやっていこうかなと」  仕事も恋愛も冷静で合理的。そんな山野辺さんの感情を揺さぶるような恋人は今後現れるのだろうか。〈取材・文/八潮ゆうき〉
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