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沖縄のキャバクラは冬場が最盛期。歌舞伎町とレベルは変わらない!?

夜の沖縄は冬場が最盛期

 本土と変わらない料金設定はキャストの給料に反映される。そのため、時給はかなり良いとアイカさんは語る。 「宮古島は時給2000円でしたが、松山では最低3000円から。この辺りは遅くまで営業している店が多いのですが、盛り上がるのはやはり深夜からです。本土のキャバクラだと早上がりや待機カット(客に着いていない時間の時給をカットされること)もありますが、ここではありません。営業時間分だけお給料がもらえるので本土よりも稼げますよ。特に今の時期(11~12月)は、夜の街だけ見れば、暑すぎず過ごしやすいと観光客も多いので、繁盛期でもありますね」  沖縄のキャバクラと聞くと時給が安そうと思いがちだが、今ではそうでもないらしい。また、他にはこんな声もあった。 「親の転勤で地元の滋賀県と沖縄を行き来していたのですが、最近沖縄に引っ越してきました。地元だとスナックしかなくて夜働くとどうしても顔バレしちゃうんですよね。キャバクラだと京都や大阪まで出ないといけなくなるのですが、送りの車を使うと家が遠いので1回3000円は取られるんです。今は松山から車で20分ほどの距離に部屋を借りているのですが、1回の送迎代は500円と格安。家賃も6万円ほどと安いので地元で働くよりも全然稼げますね」(同店のキャバクラ嬢)  今回、取材して驚いたのは、筆者が働きに来ていた十数年前よりもキャストのレベルも給料もはるかに上がったということだ。筆者ももう少し若ければ、また働きに来ていたかもしれない。那覇のキャバクラは今、本土より熱いのかもしれない。〈取材・文/カワノアユミ〉
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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