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おしるこは最悪? 太る・太らないお餅の食べ方

餅太りしやすいNGな食べ方パターン

 逆に、お餅と一緒に食べると太りやすくなる食べ方もあります。 ①揚げ餅にする 揚げ餅 お餅は「糖質」を多く含む食品なので、脂質との組み合わせは太る元です。例えば揚げ餅やあられ菓子などにするという食べ方は非常に太りやすい食べ方の一つです。  また、炒めたり、お餅と一緒に揚げ物を食べるというのも脂質と糖質を一緒にとる組み合わせになるので要注意です。 ②マヨネーズやアイスクリームと組み合わせる  焼いたお餅にマヨネーズとツナを乗せて食べる……間違いなく美味しいのですが、脂質を追加する食べ方なのでオススメしません。高脂肪なアイスクリームをトッピングしたお餅も太りやすい食べ方です。 ③おしるこ お汁粉 糖質を多く含むお餅は、糖質×糖質の組み合わせは要注意です。  例えばおしるこも、小豆は含まれていますが砂糖がたっぷり入っているので、糖質過剰により血糖値が上昇して太る原因となります。せめておしるこを食べる際には、消化のしやすい“こしあん”ではなく“つぶあん”で食べるようにしましょう。 ④麺と組み合わせる  うどんに焼いたお餅を加えた力うどんも、おしること同様「糖質×糖質」の組み合わせなのでオススメしません。  せめて、うどんの具にワカメを加える、野菜をたっぷり加えるなど血糖値の上昇を緩やかにするような食材を組み合わせて餅太りを防ぎましょう。

お餅が太りやすい理由

 お餅が太りやすい理由は、カロリーの比較だけでなく「血糖値を上げやすいから」です。ご飯は粒のまま残っているため消化に時間がかかりますが、お餅はモチ米を蒸して潰したものなので、ご飯よりもより吸収がしやすい=血糖値を上げやすいのです。  また、同じ分量で比較した場合に、ご飯の「うるち米100g」は202kcalなのに対し、お餅の原材料である「もち米100g」は234kcalと、そもそもご飯よりもカロリーが高いのもお餅が太りやすいと言われる理由の1つです。  しかし、運動をする人であれば腹持ちもよく優れたエネルギー食材でもあります。「お餅を食べ過ぎた」と後悔してしまうこともあるかと思いますが、少しお散歩に出かけたりちょっと動いてみたりするなどして、正月太りを防いでいきましょう。
福岡出身のお酒や美味いもん好き管理栄養士。太っていたことがきっかけで栄養学に興味を持つ。病院栄養士を経験後、独立。現在は栄養専門学校講師や栄養ライターとして「食いしん坊でも健康になるコツ」を発信している。
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