絶対にインフルエンザにかかりたくない人が食べるべき食材
こんにちは、管理栄養士の川村郁子です。
インフルエンザが本格的に流行しています。警報レベルの都道府県も増えてきました。うがい、手洗い、人ごみに行かないなどの予防も大切ですが、今回は普段の食事からできるインフルエンザ対策をご紹介します。
もちろん、これを食べていたら絶対にインフルエンザにかからないわけではありませんが、乾燥して気温が低い季節に少しでも身体を守るためにも、食材選びの参考にしていただけると幸いです。
レバーや緑黄色野菜(カボチャや人参など)に含まれるビタミンAは、不足すると免疫力の低下や粘膜・皮膚の乾燥の原因となります。
しかし、厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると日本人に不足しがちな栄養素の1つです。冬に旬な人参や春菊、ほうれん草などの緑黄色野菜野菜など、スープや鍋にたっぷり入れて、しっかりとるようにしましょう。
さらに、脂溶性ビタミンであるビタミンAは、脂質と一緒にとることで吸収率が上がります。動物性の食材ではレバーやウナギ、卵黄、バターなどに多く含まれていますので、これらの食材も取り入れるようにして、免疫機能が下がらないようにしておきましょう。
また、鮭やイワシなどに含まれるビタミンDも、インフルエンザ対策のためには是非とって頂きたい栄養素の1つです。しかし、ビタミンA同様、こちらも日本人に不足しているビタミン類です。
ビタミンDは、脂溶性ビタミンの一種で骨形成に関与している栄養素ですが、免疫調整にも関与していると言われています。魚では鮭やサンマ、イワシなどに含まれていますので、忙しい時は手軽にとれる「缶詰」などを活用しても良いでしょう。また、しらす干しなどにも含まれているので、ごはんやサラダの上にかけて食べるなどして手軽に補給しましょう。
ニンニクや玉ねぎ、バナナ、マグロ、鮭などに多く含まれているビタミンB6は、アミノ酸の代謝や、免疫調整に関わる栄養素です。
不足することで皮膚炎や口内炎の原因となりますが、免疫力の低下を引き起こすこともあるので、インフルエンザ予防のためにはしっかり摂取しましょう。例えばおやつにバナナを食べたり、お昼ご飯では鉄火丼を選ぶなどしても良いでしょう。
レバーや緑黄色野菜:日本人に不足しやすい重要ビタミン
鮭やイワシ:缶詰で手軽に摂取できる
ニンニクやバナナ:不足すると口内炎の原因に
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福岡出身のお酒や美味いもん好き管理栄養士。太っていたことがきっかけで栄養学に興味を持つ。病院栄養士を経験後、独立。現在は栄養専門学校講師や栄養ライターとして「食いしん坊でも健康になるコツ」を発信している。
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