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教師が恐れる生徒たちのSNS攻撃 「Twitterで炎上させようぜ」はよくあること!?

学校の教室の学習机と生徒達

生徒から“ネタ”の標的にされてしまうことも…

 東京都内の公立中学の元教頭・浪岡さん(仮名・50代)も、生徒が自身の動画や写真を撮影し、それをネット上にアップされた経験を持つ。 「とある生徒が、全校集会での私の挨拶のシーンを撮影し、ネット上に上げていたんですね。放課後などにも、多くの生徒が私のもとに寄ってきては、『先生いっしょに写真撮ろう』なんて言ってきてくれて……。はじめはうれしかったのですが、その……。生徒たちは私の容姿、薄くなった頭頂部などを撮影してSNSにアップし、からかっていたんですね。いわゆる“ネタにされている”状態というか」  浪岡さんの頭頂部、もしくは顔だけを切り取った写真が生徒間に出回っていた。生徒たちにそこまでの悪気がないのも理解しているが、浪岡さんがいい気分でいられるはずがない。 「人の嫌がることは止めなさい、というと『センセー、心が狭いよ』とか『愛されてる証拠じゃん』と言い返されてしまい……」  撮影した写真や動画を、誰もが気軽にSNSで発信できる時代。投稿者のモラルが問われているが、SNSでネタにしようとする生徒たちの目を恐れている教師も少なくないのである。<取材・文/山口準>
新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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