教師が恐れる生徒たちのSNS攻撃 「Twitterで炎上させようぜ」はよくあること!?
東京・町田市の都立高校で発生した、教師による生徒の殴打事件が波紋を呼んでいる。テレビ局は当初、高校の生徒から提供された動画のうち「教師が生徒を殴る瞬間」の部分だけを切り取って放送した。世間では“暴力教師による一方的な体罰事件”という見方となっていたが、Twitter上にノーカット版の動画がアップされると、瞬く間に拡散された。
動画の冒頭には、生徒の「Twitterで炎上させようぜ」という声が入っている。そもそも撮影者には、ネットに上げようとする意図があったということだろう。
生徒が教師に対して詰め寄りながら「バカじゃねえのかよ」「小さい脳みそで考えろよ!」「ふざけんなよ、オラ!」などと暴言を吐いており、煽っている様子がうかがえる。さすがの教師も堪忍袋の緒が切れ、生徒の顔面を殴ってしまったのである……。
その後、「生徒にも問題があったのではないか」という指摘が相次ぎ、同校の生徒や関係者から、殴られた生徒やその仲間が普段から問題児であったこと、教師はベテランで多くの生徒から愛される人格者であったという証言が出たことをテレビは続報した。大手紙記者によると、今回の件は「事件化されず収束する」方向なのだという。
生徒たちが教師に因縁をつけ、激怒した教師を動画に撮影しSNSにアップする――。子どもたちの多くがスマホを所有する現代、町田市の教師のように手を出していいわけではないが、実は似たような事例が全国の中学高校で起きていた。
「部下の教師が、授業中に騒々しかった不良生徒をしかりつけたんです。生徒は教師のもとに詰め寄り、教師を突き倒しました。怒った教師が生徒の胸ぐらをつかんだそうですが、その一部始終をクラスの生徒がスマホで撮影していたんです。撮影した生徒は、教師が突き倒された瞬間も動画に撮っていたはずなのに、教師が生徒の胸ぐらをつかむ部分だけをLINEの友人グループに投稿したんです」
こう話すのは、東北地方の公立中学教諭・峰さん(仮名・30代)。この動画が生徒の間で拡散されると、それを知った保護者から学校、教育委員会にまで話が回り、地元新聞記者にも取材されるという騒動になった。
一方、一部始終を目撃していた別の生徒からは「先に生徒が手を出した」との証言も寄せられ、問題の教諭は処分を免れたわけだが、この一件で精神的に参ってしまい、辞職したのだという。
教師たちが恐れるSNSでの攻撃
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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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