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E3、CERO、MMO…意味わかる?8割わかればゲーム通の業界略語(中級編)

Q3「MMO」⇒「Massively Multiplayer Online(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン)」  日本語に訳すと「多人数同時参加型オンライン」といった意味で、「RPG」にくっついて「MMORPG」という使い方をされます。かつてのオンラインRPGといえば、ロビーで他プレイヤーとパーティを組み、独立したダンジョンへ赴く「MORPG(マルチプレイヤー・オンラインRPG)」スタイルでしたが、現在では技術の発展で、大人数のプレイヤーが同時に、ひとつの世界を共有する「MMORPG」が主流になっています。

最近ではスマホゲームでもMMORPGが人気に。写真は『リネージュ2 レボリューション』

Q4「NOA」⇒「Nintendo of America(ニンテンドー・オブ・アメリカ)」 「NOA」は任天堂のアメリカ法人のことで、現在はシアトル郊外のワシントン州レドモンドに本拠地があります。1980年に設立され、『ドンキーコング』をアメリカでヒットさせ、海外における任天堂の立ち位置の礎を作りました。ちなみに現在の社長、レジナルド・フィサメィは、愛称「レジー」で知られる名物社長です。 Q5「RTA」⇒「Real Time Attack(リアルタイムアタック)」 「RTA」は、ゲームをスタートしてからクリアするまでの最短タイムを目指すプレイスタイル。実況映えするためゲームプレイ動画の隆盛に伴って人気を増してきたプレイスタイルです。「タイムアタック」は和製英語で、海外では「Speedrun(スピードラン)」と呼ばれることが多いです。

いまだにさまざまなパターンの「RTA」の記録が更新されている『スーパーマリオ64』

Q6「IP」⇒「Intellectual Property(インテレクチュアル・プロパティ)」 「IP」は「IPアドレス」などのようにIT業界では「インターネット・プロトコル」の略で使われますが、ゲーム業界で「IP」というと「知的財産」の意味で、ゲームシリーズやキャラといった知的創作物をざっくり指すケースがよく見られます。「自社のIPを活用してスマホゲームに参入する」「眠っているIPを収益化する」といった具合に用いられます。なんとなくデキるビジネスマンのための用語という感じですね。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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