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2020年東京五輪“プラチナチケット”をゲットする極意

プラチナチケットをゲットする極意はあるのか?

2020東京「五輪プラチナチケット」争奪戦の極意 日本勢のメダル獲得が有望視されているバドミントン、柔道、卓球、テニス、レスリング……などはチケットの争奪戦も苛烈を極めるとみられている。せめて一競技くらいは歴史の「生き証人」として生の五輪を見てみたいと思うが、プラチナチケットをゲットする極意などあるのか? 北京、ロンドン、リオと3大会連続で五輪を現地取材してきたフリーランス・フォトグラファーの佐野美樹氏が話す。 「五輪では『参加することに意義がある』と一番安価な席で観戦を希望する人が多い一方、もっとも高い席は、もともと枠が少ないうえに、スポンサーや関係者用に配分されるということもあり、入手するのはかなり難しいと考えたほうがいい。つまり、A~Eの5段階に分けられた席ならB~Cが狙い目ということです。実は一番高い席でもいい席とは限らず、閉口することも多々ありましたし(苦笑)。  加えて、遠方の交通アクセスの悪い会場の競技は比較的取りやすいですし、人気が集中しそうな競技と同じ日の同じ時間帯に行われる競技もチェックしておいたほうがいい。いずれの競技も予選は対戦カードが明らかになっていますが、準々決勝以降の試合は組み合わせがわからないので、直前までチケットが残っていることも多いですよ」  組織委が早くチケットの売り上げに目途をつけたいという思惑から、「抽選販売」で売り出されるチケットのほうが、秋以降に実施される「先着販売」の枠よりも「かなり多い」とみられている。つまり、最初の抽選チケットをゲットできなかった時点で、五輪を生観戦できる確率が格段に低くなってしまうということだ。佐野氏が続ける。 「どの大会でも言えることですが、たとえ前売りの抽選販売や先着販売に漏れても、大会1か月前ほどから一般客のキャンセルが出たり、スポンサーや大会関係者への割り当て分の余りが出回るので、最後の最後まで諦める必要はありません。これまでの経験から、前日や当日でも欲しいチケットはどうにか出てくるものなので」

「無料観戦」という最終手段も

 最悪、チケットを入手できなかったとしても、「無料観戦」という最終手段も残されている。日本勢のメダル獲得が有望な競歩をはじめ、男女マラソンやトライアスロン、自転車ロードもコース沿道から直接、代表選手にエールを送ることが可能だ。  ただ、プラチナチケットを獲得するためには、とりあえず、第1関門である抽選販売にエントリーしておいたほうが無難といえよう。 ▼公式サイトを通せば「定額転売」は可能に……五輪種目33競技に対して、約780万枚のチケットが用意される。第一弾となる抽選販売と秋に始まる先着販売は、事前にTOKYO 2020 IDを取得する必要がある。来春からは、急な仕事で行けなくなってしまった、といった人たちのために「公式リセールサービス」もスタート。定価で転売されることになる。 取材・文/週刊SPA!編集部 写真/時事通信社 ※週刊SPA!2月5日発売号「今週の顔」より
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表紙の人/ 二階堂ふみ

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