ホストにハマり30代で風俗嬢になった女性。「月収100万円でも貯金はゼロでした」
普通の仕事が見つからない…
「いざ普通の仕事をしようとしても年齢もあって、なかなか見つからなかったんです。結局、生活に困らない程度に週2回ほどソープに出勤していました。目標があるときは頑張って働こうという気持ちになるんですが、何もないときはビックリするくらヤル気がなくなるんですよね。適当に出勤して、あとの日は家に引きこもって、テレビばかり見ていた。そんな時、ハマったのがアニメのミュージカルだったんです」
2.5次元ミュージカルともいわれる、漫画やアニメなどを原作とした舞台。真奈美さんがハマったのはその舞台に出演する俳優達だった。
「ホストへ通っていたときもそうだったのですが、夢に向かって頑張っているキラキラしている男の子が好きなんです。それ以来、舞台は週1ペース、グッズやDVDまで買い漁り、どっぷりハマっちゃいました。遠くの公演を見に行くときは遠征費も時間もかかるので、今の仕事が1番適しているんですよね。そんな生活が1年ほど続き、飽きたらまた別に夢中になれるものを見つける……という感じです」
真奈美さんがハマったものは、インディーズバンド、J2など。手の届かない存在よりも会いに行ける男性にハマりやすいという。そんな生活を続けること10年、真奈美さんは40歳になった。
「最近は芸人の舞台にハマっていますね。お金はそこまでかからないので、ソープの出勤は週に1、2回程度。40歳になってから鬱とまでいかないんですが、いろいろ気が滅入るようになっちゃって……。今は月20万円少しの収入で細々と暮らしています。同級生や昔一緒にホストに行っていた友達は、みんな結婚して家庭を持っていますね。そういうのをSNSで見ると、自分は何をしてるんだろうという気持ちになりますけれど……。何か熱中できるものを見つけて、どうにか生きているという感じです」
体力も落ちるであろう40代の女性が、風俗で働き続けることは容易ではない。一度でも楽な思いをしてしまうと、普通の仕事に戻るのは難しいのかもしれない。〈取材・文/カワノアユミ〉
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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