家に泊まっても性行為OKじゃない?男女の性的合意のズレを考える
性的同意のガイドブックを作成した学生団体・Genesis(ジェネシス)共同代表の高島菜芭氏は「性的同意のチェックリストをSNSにアップした際は、『現実的じゃない』『これじゃ何もできない』と、男性から多くの反発もありました。でも、まずは知ってもらって考えてもらうことが第一歩」と話す。
【高島菜芭氏】Genesis共同代表
京都大学でジェンダー、政治哲学を学んだ後、性教育NGOで働く。セクシーに性的同意を取る文化をつくるために活動中
<取材・文/週刊SPA!編集部 アンケート協力/エコンテ>
※週刊SPA!3月5日発売号より
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“性的同意を取るって、どういうこと?
チェックはいくつ入りますか?
□ check 1 二人きりでデートに行くことは、性行為を前提としている
□ check 2 キスをしたら、性行為をしてもいい
□ check 3 相手がイヤと言っていても、「イヤよ、イヤよ、も好きのうち」なので性行為をしていい
□ check 4 相手がイヤと言ってなかったら、性行為もOKのサインである
□ check 5 酔った勢いで、性行為に及ぶのはしかたがない
□ check 6 互いに成人していれは性行為の際に同意を求める必要はない
□ check 7 家に泊まるのは、性行為をしてもいいというサインだ
□ check 8 付き合っていれば性行為をするのは当たり前だ
□ check 9 同じ相手に毎回、性行為の同意を取る必要はない
□ check 10 ナイトクラブに来る人は出会いや性的交遊を求めて来る人が多いので性行為に際して同意を取る必要はない
【Notice!】要注意!一つでもあてはまるなら、“性的同意”は取れていないということ!
※ 高島氏が京都市男女共同参画推進協会と作成した「ジェンダーハンドブック」より
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確かに、チェックリストを読めば、「ここまでしないとダメなの?」と思う男性読者は多いだろう。
だが、女性側の本音を聞くと、いかに男性の考える「同意の上だった」が、都合の良い解釈かがわかる。お互いの同意がいかに大事か改めて考えてみてほしい。
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