小籔千豊、スピードワゴン小沢…演技が板につきすぎのお笑い芸人たち
お笑い芸人の千原ジュニアが、現在放送中の月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)にレギュラー出演しており、毎週のようにその演技が話題になっている。
警視庁刑事部長に史上最年少というスピードで昇進したエリートを演じる千原。昨年には主演映画『ごっこ』も公開されており、本業の芸人としてだけではなく、役者としても株を上げているのだ。
そんな千原のように、ドラマや映画などの分野で幅広く活躍しているお笑い芸人は少なくない。そこで今回は、役者の経験があるお笑い芸人を紹介していこう。
まずは、毒舌芸人として人気の高い小籔千豊。近年はモデルやバンドのドラム担当としても活動するなど、多方面でその才能を発揮しているが、2017年にはテレビドラマ『陸王』(TBS系)に出演し、役者としても評価されていた。
『陸王』で小籔が演じたのは、自身の所属する会社の社長に腰巾着のようについて回り、保身のための発言を繰り返すという嫌な役どころ。実際、視聴者からは「顔を見るだけでムカつく」などという声が上がり、嫌われ役を見事に演じきっていたと言っていいだろう。
小籔は2001年から吉本新喜劇の一員として活動を続けており、2006年には座長を任されているため、新喜劇で長年培った演技力がドラマに活かされるようになったのも、ごく自然な話なのかもしれない。
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などでの身体を張った姿が目立ち、どうしてもバラエティ芸人のイメージが強い宮川大輔にも、実は多くの演技経験がある。
小籔千豊:『陸王』など
宮川大輔:『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』など
宮川といえば、吉本のお笑い芸人養成スクール・NSC大阪校の9期生。NSCにはもともと役者志望で入ったところ、周りの生徒がほぼ全員芸人志望だったために、自分も芸人を目指すようになったというエピソードの持ち主なのだ。 だが、NSC入校から3年後の1993年にはドラマ『ワタナベ』(関西テレビ)で俳優デビュー。2000年には宮本亜門演出の舞台『BOYS TIME』のオーディションに合格し、その後も映画『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007年)や、ドラマ『チーム・バチスタの栄光』(フジテレビ系、2008年)などのキャストに名を連ねている。 2008年、黒澤明監督の名作映画をリメイクした映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』に出演した際には、「俳優業とお笑いを分けて意識しないことで、力が入りすぎないようにしている」と、自身のスタンスを語っていた。
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