更新日:2023年03月12日 09:09
デジタル

拳銃、ドラッグ、違法コンテンツ…今さら聞けないダークウェブのキホン

ダークウェブを利用するとどうなるのか?

 警察庁の情報技術犯罪対策課にお話を伺ったことがあるのだが、ダークウェブを使っていようが、何かを販売したり金銭の授受が行われれば、特定できる可能性はあるという。現に日本でも、振り込め詐欺に使われる銀行口座を売り渡そうとした人や、コンピュータウィルスのカスタマイズキットを購入して作成したウィルスをLINEの知人に売った人、児童ポルノを販売した人などが逮捕されている。

盗まれたクレジットカード情報も手軽な価格で売買されている

 FBIも摘発に躍起になっており、ダークウェブで違法コンテンツを扱うマーケットをいくつもつぶしている。匿名性が明確に破られたわけではないのだが、わきの甘い使い方をするとダークウェブでも捕まってしまう。ダークウェブという響きに魅了され、違法コンテンツを利用するのは避けるべきだ。たぶん、目的の情報にアクセスできず時間を浪費したうえ、摘発されるリスクだけが残ることだろう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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