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『水曜日のダウンタウン』で評価を上げた人/下げた人

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)は、その攻めた内容が人気となっているバラエティ番組。2月27日に放送された解散ドッキリ企画でも、緊張感溢れる場面が映し出されたことで、「放送事故寸前」と大きな話題となった。
水曜日のダウンタウン

攻めた企画が話題となることの多い『水曜日のダウンタウン』。テレビ業界内でも、高く評価されているバラエティ番組だ。(『水曜日のダウンタウン』公式サイト)

「芸人解散ドッキリ、師匠クラスの方が切ない説」と題された検証のターゲットとなったのは、結成53年のキャリアを誇る漫才コンビおぼん・こぼん。舞台上では息の合った掛け合いを見せる2人だが、8年間私語をしていないというほどの不仲だそうで、見届け人を務めたナイツも、始まる前から「かなり攻めた人選」と不安げだった。  今回のドッキリは、おぼんが仕掛け人となり、こぼんに解散を持ちかけるという予定だったが、席に着いたこぼんに対して、おぼんは解散話を一向に切り出さず、これまでためてきた不満をぶちまけるという展開に。それに対して、こぼんも応戦したことで、2人のやり取りはヒートアップ。なんと、こぼんから「辞めましょう」と、解散を逆提案する事態になってしまったのだ。  その後にネタばらしをして、コンビで話し合いを行った結果、解散は水際で回避されたとのこと。しかし、それまで非常に緊迫した状況が放送されていたため、ネットには「怖かった」、「リアルすぎ」などといった声が多数上がることとなった。 『水曜日のダウンタウン』はこれまでも、ユニークな“説”を提唱し、人気を博してきた番組だ。そこで今回は、番組内で検証された数々の“説”のなかから、興味深かったものや大きな話題となったものを、まとめてご紹介しよう。

「中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説」

 生中継でリポーターをしている際に、たびたび奇声を上げたり、不審な動きをしたりする素人が現れたら……というドッキリ企画「中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説」。ここでは、平成ノブシコブシ・吉村崇が“神対応”を見せたことが話題となった。
 パンサー・尾形貴弘やあばれる君など、他の芸人が苦戦するなか、企画のトリで登場した吉村。素人に対して、終始なごやかに応対しながらも、さらなる不審な行動を始めた際には、前に立ってカメラから遮る、体を引き寄せて抱きしめるといった技を駆使。ピンチを笑いに変えて、生中継をやり遂げたのだ。  これには、劇団ひとりや松本人志といった芸人たちが「これはすごい」と大絶賛。“破天荒キャラ”で知られている吉村の、優れた仕事を目にした視聴者のなかには、イメージが変わったという人も多かったようだ。
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隠せば引っ張れる説
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