中古の一軒家150万円を買って、田舎暮らしを選んだ50代の選択
今の会社は定年延長すれば65歳まで働くことも可能だが、天野さんにその予定はないとのこと。
「転勤の連続でマイホームを持てなかったため、幸い蓄えには余裕があるんです。冬場の光熱費は多少かかりますが、トータルで見れば固定費も安く、これなら無理して長く働かなくても趣味で畑をやりながら余生を過ごせるかなと」
もっとも、田舎暮らしは人間関係が濃密で、うまく馴染めずに失敗するケースもある。
「地域の集まりにも今から顔を出すようにしています。会社の余った販促グッズを渡したら喜ばれました。営業経験が長く、人付き合いは得意なんです(笑)」
終の住み家探しもまた、早めの始動が成否を大きく左右しそうだ。
<取材・文/週刊SPA!編集部>
― 会社員人生の終活 ―
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