更新日:2023年03月20日 11:19
お金

月100万超の利益も可能なウェブせどり。改元で売れる転売商品とは?

「働き方改革」に伴い、政府も副業を後押しする昨今。スキマ時間に手軽にできるものから、まとまった元手や時間を要するものまで、その内容は多種多様だが、果たしてその明暗を分かつものは何なのか? パソコン

物販はコツコツやれば非常にリスクが低い

サラリーマン副業2.0』などの著書を持つ、副業アカデミー代表の小林昌裕氏が、これまでに20余りの副業を実践してきた中で、副業初心者の多くの会社員にもオススメしやすいと語るのが物品販売だという。 「僕が実際にやっていたのはヤフオクで安く仕入れて、Amazonで高く売るという手法。いわゆる“せどり”です。今は物販会社への投資という形でしかかかわっていないですが、昔はプレイヤーとして月40万円ほどを物販だけで稼いでいました。ダフ屋みたいなチケット転売のイメージもあって、Twitterとかですぐ叩かれるんですが、商店街の小売店も朝に市場で安く買って、商店街で高く売っていますよね? 小売店側が利益を乗せても、消費者は近くて便利だから商店街で買うというのと基本的には同じ。市場がヤフオクで、コンビニや商店街の小売店がAmazonというイメージです」  確かに「ヤフオクでどうしても欲しい商品なのになかなか落札できない」「落札するのが面倒」といった理由から、少々割高でも明朗会計のAmazonで手っ取り早く買ってしまうという人も少なくないだろう。 「ライブのチケットなど明確に定価あるものを囲い込んで、高く売りつけるというのとは少し違い、廃版品など今、入手しにくくなったものをヤフオクなどで探すのがメインの作業です。毎日、いろんな商品の価格をリサーチしながら、勝算が高いアイテムを安く買って、高く売る。過去のバージョンのパソコンソフトウェアやグラフィックボード、関数電卓などマニアックな商品が狙い目になります」  こうした商品探しは地道な作業だが、誰でも自分でカテゴリを選び、Amazonとヤフオクで価格差を取れるアイテムを検索しながら調べられる便利なツールもある。「ビットマシン」など落札限度額を決められる自動入札ソフトを利用することで、四六時中パソコンに張り付いていなくても仕入れは可能とのこと。 「物販の副業はコツコツやれば非常にリスクが低く、高い人気があります。きちんと安値で買うことさえできれば、最悪でも仕入れ値くらいだったら、いつでもヤフオクで売れます。Amazon物販ではだいたい30%以上利益を上乗せして売りますが、失敗してもプラス5~8%上乗せして売れれば損はしにくい。30%の利益を死守するようにすれば、20万円の売り上げで6万円は儲かる。そして、儲かったら、その分を次の仕入れに回すというように複利で回せるんです。真面目に頑張ってフルで資金を回せる人だったら、月に2周くらい回るので10万円から始めて半年後には60万円、100万円といった利益を出す人もいます」
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改元で売れる転売商品も……!?
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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