月100万超の利益も可能なウェブせどり。改元で売れる転売商品とは?
転売は何よりもコツコツと情報を集めるルーティンをこなす、地道な努力が大切とのこと。誰でもできるという意味でハードルは低そうだが、ラクして大金を稼げるうまい話といったわけではない。物販での主な失敗例として、「有名ブランド品の場合に多いAmazonに出品できない商品を仕入れてしまう」、「メーカー側の安売りなどによる値崩れ」、「仕入れのバランスや利益率設定を見誤りによる回転率の悪化(在庫が増えキャッシュが増えない)」といったことが挙げられる。
「転売の弱点ですが、短期的に週一の稼働でそれなりの利益を目指すのは、まず厳しいですね。物販は1日30分でもとにかく毎日やるのが大切。ある程度軌道に乗ってからも、モチベーションの維持が一番大変だったりしますから。結局、どれだけ危機感を持って本気でコツコツやれるかということに尽きます。当然といえば当然かもしれませんが、サラリーマン的な気持ちのままだと本業ほど本気で副業を頑張れないという人が多いんですよね。フェードアウトしちゃう人もいますが、最初の壁さえ突破したら物販の場合は安定して月に5万〜10万円くらい稼げるという人が一番多いです」
さらに、安定して毎月40万~50万円といった利益を出していけるようになると、外注化を検討する人も多いとのこと。
「最初は古物商許可を取って自営業者として地道に始めるんですけど、月40万円以上の利益が出るようになったら、ビジネスオーナーとしてリサーチや仕入れもアルバイトにやってもらうというように外注化を目指せます。ゆくゆくは雇用助成金ももらって雇用コストも抑えつつ、自分の負荷を減らしていくほうにシフトしていけるんです」
最初は会社員のお小遣いレベルの資金から始めて、ビジネスオーナーまで目指せる物販の副業。忍耐強く継続していける自信のある会社員は、挑戦してみる価値がありそうだ。
<取材・文/伊藤綾 取材協力/副業アカデミー>1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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