5月1日の新天皇即位と改元後にも目を向けてみると、カルビーは5月1日、「令和　最初のポテトチップス」と袋に印字した「ポテトチップス　うすしお味」を全国の「ローソン」で発売。タカラトミーは人気盤ゲーム「人生ゲーム＋令和版」を6月に発売する。 　新宿ワシントンホテルの直営レストラン2店舗では4月26日～5月31日の間、予約客の氏名に「令」か「和」の文字が含まれる場合は10％、2文字含まれれば以下略、というお馴染みの割引キャンペーンを実施する。 　氏名で割引パターンでは宮崎県「木城温泉館 湯らら」などでの入浴料割引もあるようだが、北海道日本ハムファイターズが用意したのは、新元号「令和」を迎えての最初のホーム2連戦（5月8日、9日）の当日券を、平成生まれなら誰でも無料でもらえるという太っ腹キャンペーン。 　また、先述の酒つながりでは岐阜市の酒造「白木恒助商店」が今年3月に仕込んだ酒を改元直後に瓶詰めし、「令和時代の日本酒」として昭和・平成時代に仕込んだ酒とセット商品「達磨正宗　時代」として販売する予定。奈良県葛城市の酒造会社・梅乃宿酒造も、平成最後の4月30日と令和最初の5月1日にそれぞれ搾った日本酒を2本セットにして発売するそうで、1セット5000円で2019セット販売という盛り込みぶりが際立つ。 　さらに那覇市の泡盛の卸・小売業の喜屋武商店と宮里酒造所は「平成最後の元旦」となった今年1月1日に蒸留した記念酒を5月以降に発売するほか、沖縄県内唯一のデパートリウボウでは5月1日に、100万円分の商品券を90万円、希少な青いバラの花束（100本分）を7万円、フランスとイタリア産のワイン＆シャンパン100本を70万円で販売する企画を用意するという。 　他にも旅行関連ウェディング関連など、少しネットを検索するだけで出るわ出るわ、令和あやかりビジネス。よく考えるとどういう由縁かわからない内容も多いような気もするが、ゴールデンウィークの参考などにいかがだろうか。＜文／伊藤綾＞1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X（旧Twitter）：@tsuitachiii