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「令和」に便乗した商品&サービス。まだ間に合うお得なキャンペーンも

 新元号の「令和」。5月1日の改元もいよいよ近づいてきたが、全国各地で令和にちなんだ商品やサービスが続々と発表され話題となっている。  そこで、今回は発表直後から改元後に予定されているものまで、令和の記念商戦をまとめて紹介する。
令和元年を見つめるビジネスマン

新元号「令和」にちなんだ商品やサービスが続々と登場

元号発表後、即出し商品が続々…「令」「和」氏名で割引も

 号外を求める人でパニック状態の様子が報じられた新橋駅前の「SL広場」では1日午後、「令和」を印字したコカ・コーラのペットボトル2000本が無料配布。大丸東京や西武池袋などに入るバウムクーヘン専門店「ねんりん家」は黒字で「令和」と書いた包装紙で包み、2層のバウムクーヘンで2つの元号をイメージしたという「新元号バーム」の販売を数量限定で4月1日に始め、5月中旬まで個数限定で毎日販売する予定している。  こうした即出し商品以外で目立つのが、氏名に「令」「和」の字が入っている人に向けた割引だ。  たとえば、「令」「和」のうち1字入りで入園無料、両方が入っていれば乗り物乗り放題のワンデーパス無料と発表したよみうりランドのキャンペーン(※4月7日に終了)。  こうしたあやかりビジネスに湧いたのは東京だけではなく、テレビや新聞は各地の記念商戦を報じた。  神戸市に本社を置く洋菓子店「ユーハイム」が、JR名古屋高島屋の店舗で取り扱ったのは、これまた令和の文字を包装に使った「新元号バウムクーヘン」。数ある洋菓子の中でなぜバームクーヘンが……という感もあるが、こちらではバウムクーヘンが日本で初めて作られ今年で100年という周年と、改元が重なった記念として発売したそう。  祝い酒ということか日本酒関係も定番で、蔵元の多い岐阜県では下呂市の蔵元「天領酒造」が「令和」ラベルを貼り付けた日本酒「新元号奉祝記念酒」を4日から発売。木升製造で日本一を誇る大垣市の木升製造販売「大橋量器」は令和の文字を焼き印し、「ありがとう平成、よろしく令和」などの文字を入れた国産ヒノキ製の「新元号祝いマス」を3日から販売など、酒関係の新商品が続々登場したという。  沖縄豊見城市の外車専門レンタカー業者「エクセルレンタカー」は、ミニクーパーやアルファロメオ、フェラーリなど全車種を対象に、借り主の氏名に「令」か「和」がある場合、1文字で25%、2文字で50%、3文字で75%料金を割引。那覇市の国際通りでプリントTシャツを販売するコスミックは新元号のプリントTシャツを正午から店頭販売した。  一方、北海道札幌市の大丸藤井セントラルでも1日の新元号の発表直後、「令和」の文字が入ったクリアファイルやカレンダー、シールをわずか20分で製作・販売。大丸札幌店ではティラミスやクリームブリュレなど、平成に流行った懐かしいグルメを集めたフェアを開催し、逆に平成にあやかったもようだ。  そんな中、関連商戦が特に活発化したとしてSankeiBizが詳細に伝えていたのが、新元号の典拠となった万葉集の梅に縁が深く、「和」の字も含まれる和歌山県。和歌山市内の和菓子店「紫香庵」は2日、生菓子「令和」(205円)を発売。みなべ町晩稲の梅加工業「岩本食品」は15日から新元号記念ギフトセット「令和 梅たのし」を、新宮市谷王子町の菓子店「御菓子処つくし」は5月1日から梅肉入り蒸しカステラ「令和」を販売。熊野本宮大社の瑞鳳殿内「カフェ アルマ」では春の例大祭が始まった13日から「令和」の文字をパッケージにしたドリップコーヒーセット「令和の時を刻む」を販売したという。
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まだ間に合う改元後キャンペーン
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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