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スマホアプリで“全ての乗り物”を予約・決済、公共交通の新概念「MaaS(マース)」って?

飛行機との組み合わせも

 ここまでは都市内を移動するだけの仕組みだが、もしこれに飛行機が加わったらどうだろうか? たとえば、神奈川県相模原市の自宅からバスで成田空港へ行き、そこから飛行機に乗ってアメリカのロサンゼルスに降りて、そこからタクシーに乗って出向先の会社に向かう。それらの移動も同一のアプリで予約・決済できるようにしよう、という取り組みが進んでいる。  もちろん、現時点においてそれができるサービスは存在しない。だが日本の各自治体は、まずはおらが町にMaaSを導入しようということで一斉に動き出している。  代表例を挙げれば、今年2月に静岡県静岡市で相乗りタクシーの実証実験が行われた。これは静岡市が後援する実験であるが、AI(人工知能)とタクシーが連携して相乗りのための最適ルートを算出し、最短距離で効率よく走行できるか否かという内容だった。  現状では相乗りタクシーに対する法整備はされていないため、実験は無料運行という形で実施された。無論、この実験はMaaS整備を見据えたもの。いずれは静岡市のどの地域からでも、1時間以内にJRの駅へアクセスできるようにすると目標を掲げている。  以上、MaaSについて簡単に説明したが、今は「すごい!」と感じてしまうこのシステムも数年後には「整備されて当たり前」のものになるかもしれない。現に10年前の日本人の大半はガラケーユーザーだったはずで、それがほんの数年のうちにスマホに置き換わってしまった。「俺はスマホなんか絶対に使う機会がない!」と言ってた人まで、iPhoneを持つようになった。間近に迫るMaaSに備え、まずはキャッシュレス決済に慣れておきたいところだ。<文/澤田真一>ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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【参考】Whim
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