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ラブホ盗撮事件が多発…防止グッズはもはや必須化するのか?

日本のクラウドファンディングにも登場!

 そして、このSpyFinderと全く同じ原理の製品が日本のクラウドファンディングに出展されている。  現在、「Makuake」で資金調達キャンペーンを行っている『セーフティカバーケース』は、iPhone用保護ケースである。同時にこの製品は600-700nmの赤色光を発する機能を持ち、iPhoneの動画撮影モードで盗撮カメラのレンズを探し出すことができるのだ。
 そもそもがスマホケースだから、持ち運びに難儀することはない。iPhoneがそのまま盗撮カメラ発見器になる。  対応機種はiPhone 7、8 、そしてiPhone XS、X。残念ながらAndroid端末に対応したラインナップはないようだ。一般販売価格は3750円だが、Makuakeでは2600円からの出資枠が用意されている。SpyFinderの10分の1の価格である。なお、700円の追加出資で本体に名前を入れてくれるそうだ。

プライベートの恋愛がネットに拡散されてしまう危険

 もしも、恋人との夜のスキンシップを盗撮されていたら?  インターネットは恐ろしいもので、一度拡散した映像はまるで木の根のように広がっていく。もちろん非は盗撮犯にあるのだが、プライベートな恋愛関係が白日の下に晒されてしまう可能性はもはや否めなくなった。ラブホや民泊だけでなく、自宅にも盗撮カメラが仕込まれているかもしれない。  テクノロジーの発達は、人類の暮らしをより快適なものにしてくれる。しかしその一方で、今までになかった新たな社会問題を生み出している事実も存在するのだ。我々は、それに対してどのように立ち向かうべきだろうか。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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【参考】
SpyFinder
Makuake
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