雑学

GW直後は海外旅行のチャンス。LCCを使って安値で賢いバカンスを

 前例のない巨大ゴールデンウィークが幕を閉じた。実のところ、このゴールデンウィークには賛否両論ある。「あまりに長過ぎる」という声も少なくない。もしかしたら、日本人は1週間を超える休暇には慣れていないのかもしれない。また、10連休がかえって仕事の支障になってしまったという人もいるだろう。

 その上、「日本在住者全員が休暇を取る」というのはいささか合理的ではない。なぜなら、そのぶんだけ航空券の価格が高くなるからだ。逆に言えば、ゴールデンウィークが終了した今は海外旅行のチャンス

 行き先によっては、新幹線で国内旅行に行くよりも安く済むのである。

飛行機

GW直後は海外旅行のチャンス


 飲食店をはじめサービス業、自営業・フリーランスで働いている場合は、ゴールデンウィークが稼ぎ時で休めなかったぶん、これから振替休日を迎えるという人も多いはず。

 そこで活用したいのが「LCC(格安航空会社)」だ。

 LCCは、各国のシーズン毎にチケットの販売価格が変動する。このLCCというものが確立する以前、エアチケットはなかなか値下げできるものではなかった。コストカットができる余地は少なかった上、下手にそれをやれば安全性に関わってくるからだ。

 だが、オンラインでの予約管理が当然のものになった今、搭乗率に合わせた価格調整が容易になった。平たく言えば「バカンスシーズンは高い」が「オフシーズンは安い」ということだ。

 大型連休の終わった今だから、もちろん航空券は安くなっている。

エアアジアは実業家が約30円で買った航空会社


 ここではアジアを代表するLCC、エアアジアを参考にしたい。このエアアジアはマレーシアの政府系企業の傘下だったが、2001年にトニー・フェルナンデスという実業家が30円ほどで買収した経緯を持つ。「航空会社が僅か30円!?」と思ってしまうかもしれないが、この時のエアアジアが所有していた航空機はたったの2機で、しかも膨大な負債を抱えていた。

 当時ワーナー・ミュージックを退社したばかりのフェルナンデス氏は、その負債を背負い込んだのだ。風前の灯だったエアアジアは、僅か数年でアジアを代表するエアラインに昇格した。「Now Everyone Can Fly(誰でも空を飛べる)」というスローガンを掲げ、安全性を確保しつつも低料金でチケットを提示することに成功したのだ。

新幹線と同じ価格!?


 では、実際にLCCがどれだけの低価格チケットを提示しているのだろうか?

 この記事を執筆しているのは、2019年5月7日。まさにゴールデンウィーク直後である。ここでエアアジアの公式サイトから羽田空港~マレーシア・クアラルンプールの片道チケットを検索してみる。

エアアジア

画像は、「エアアジア」のサイトより(以下同)

 5月14~20日までのプランだが、19日を除いていずれも1万8050円までに納まっている。これは新幹線で東京から広島へ行くのとほぼ同じ価格である。

 復路も検索してみよう。すると6月9~15日にかけて、さらに安い価格が提示されていることが分かった。

エアアジア なんと、1万1320円の席である。東京~名古屋間の新幹線料金と同程度だ。

 LCCは「空のシルクロード」とも呼ばれているが、その理由がお分かりだろう。今や海外出張は国内出張と同額の旅費で実行できるのだ。

 だが、この値段はあくまでもオプションを含んでいないことに留意していただきたい。エアアジアは基本料金を大幅に抑えている代わりに、預入荷物に関しては極めてシビアな姿勢を見せている。機内に持ち込める手荷物は合計7kgに限られ、それを超過した場合は別途料金が発生する。機内食やアメニティーもオプション制だ。

 しかしそれを鑑みても、エアアジアのチケットはオフシーズンであればとにかく安い。

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バカンスシーズンに価格高騰

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【参考】
Airasia





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