スポーツ

平成最強の外野手TOP5 2位松井秀喜、1位は? 張本勲らレジェンドOBが選定

<平成プロ野球「ベストナイン」総選挙・指名打者編>

1位 アレックス・カブレラ(’01~’12・西武ほか)137点 2位 松中信彦(’97~’15・ソフトバンクほか)106点 3位 大谷翔平(’13~・エンゼルスほか)77点 4位 山﨑武司(’87~’14・中日ほか)34点 5位 タフィ・ローズ(’96~’09・近鉄ほか)27点

カブレラの打球は速すぎて、外野ゴロでも追いつけない

 パ・リーグ限定。番外編に近い指名打者編で1位になったのはアレックス・カブレラ。

「いかにも打ちそうな雰囲気。どんな打撃、打球が飛び出すかわからない面白さがあった」(江本孟紀) 「彼が来日してすぐの西武とのオープン戦、センターを守っていて、あまりに打球が速くてゴロなのに追いつけなかった」(副島孔太) 「飛距離なら間違いなく歴代最高」(西崎幸広) 「横浜の監督時代、三浦大輔が西武ドームの天井に直撃するホームランを打たれた。ベンチから見て『あんなに飛ぶのか!?』ってビックリした」(牛島和彦) 「印象度ではピカ一。特にあの二の腕。プロ野球史上、もっとも半袖が似合う選手なのは間違いない」(川口和久)  など、助っ人らしいケタ外れのパワーが選出理由に挙げられた。  2位は松中信彦。 「彼は肩が弱かったように思う。だから守備はそれほどうまくなかったけれど、指名打者になって良くなったね。選球眼も抜群で、インコースの速球を引っ張って、ホームランをよく打ちました」(村田兆治)といった意見のほか、 「指名打者としてよく打ったと思います。平成時代の唯一の三冠王ですから胸を張りたい(笑)」と、松中本人からも票が入った。  3位は二刀流の大谷翔平。 「メジャー1年目でいきなり22本塁打。規格外という言葉がぴったりの選手」(野口寿浩) 「存在自体が反則なので、外野と指名打者の両方に入れました」(藤田太陽)  GW明けからDHで復帰し、今シーズン初ヒットも出た。今季も注目だ。 ※採点ルール 平成期に現役で活躍した選手を対象に、下記の採点者が、投手(先発・中継ぎ・抑え)、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、外野3枠、指名打者の各ポジションごとに、1~5位までを選定(2~5位は任意)。1位5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点の総合点でランキングを作成した。 ●採点者一覧(順不同・敬称略) 野村克也/張本勲/福本豊/金本知憲/立浪和義/村田兆治/赤星憲広/川崎憲次郎/松中信彦/山﨑武司/江本孟紀/浅尾拓也/愛甲猛/新垣渚/井川慶/池山隆寛/石井丈裕/石井浩郎/伊藤義弘/遠藤一彦/大友進/岡本篤志/篠塚和典/西崎幸広/川口和久/牛島和彦/岡本真也/小関竜也/加藤康介/加藤大輔/加藤哲郎/金石昭人/亀山つとむ/川又米利/小早川毅彦/斉藤和巳/佐々木誠/潮崎哲也/豊田清/鈴木尚典/小林雅英/鈴木健/角盈男/攝津正/副島孔太/梵英心/高木大成/高橋智/武田一浩/立川隆史/中西清起/仁志敏久/西山秀二/野口茂樹/野口寿浩/橋本将/初芝清/桧山進次郎/平井光親/福盛和男/藤田宗一/藤田太陽/古木克明/前田幸長/水口栄二/山村宏樹/吉田修司/渡辺俊介/金村義明 ― 平成プロ野球[ベストナイン]総選挙 ― 取材・文/週刊SPA!編集部
1
2
平成&令和 プロ野球ベストナイン総選挙

レジェンドOBが選定!

おすすめ記事