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プロギャンブラーたちが実践するジンクスとゲン担ぎ

公営競技のレーサーにとってのジンクス

 記者が以前、SG常連のボートレーサーに話を聞いたところ、こんなことを話してくれた。 「基本的に僕はジンクスとかゲンを担ぐことはしないようにしてますね。こういうことって、気にし出すと負けたときの言いワケになっちゃうんですよ。例えばグローブを右から必ずはめるってことをしていたとして、その日はたまたま左からはめちゃった。それで大敗したと……。でも、グローブを左からはめたから負けたんじゃなくて、そういうレースと無関係のことをレースに出て気にしたから負けたんですよ。だから、ゲン担いだりジンクスは作らないようにしていますね」  だが、同業者の中にはかなり気にする人もいるという。 「よく聞くのはボートに乗るとき、どっちの足からって決めている人。あとはカポックとか服を着る順番なんかも気にする人はいますね。あるA1級レーサーの方が1番人気背負っていたレースで惨敗して戻って来たら開口一番『あかん、左足から乗ってもうたから、負けたわ』って。でも、そのレースを見たらスタートでめっちゃ遅れてんですよ。いくら他のレーサーがみんなB2級でも、そりゃ負けるだろって(苦笑)」  人は何かを信じて未来を託したいと思ってしまうものなのかもしれない。 取材・文/勝SPA!取材班
SPA!が運営する日刊SPA!内のギャンブル情報サイト「勝SPA!(かちすぱ)」の取材班。Twitter(@kspa_official
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