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「おしゃれなデブ」になるためには、何をすればいいのか?

「自信を持って着る」はおしゃれの重要なポイント

 続けてMB氏は次のように提言。 「皆さんの悩みは、ある程度理解はできました。しかし、先程申し上げた通り、アパレルの置かれている現状をすぐに変えることは難しいので、まずは皆さんに『ぽっちゃりファッション』において、お洒落かつ清潔感を出すポイントをアドバイスさせていただきます。  ぜひ『モノトーン』を多めに取り入れてください。私個人もモノトーン色は好きで取り入れることが多く、仮にベースがカジュアルでも色をモノトーンにすることでドレス系のきれいめなイメージを演出できます。白は清潔感を出せますし、黒は大人の雰囲気を出すことも可能です。  したがって仮にカジュアルなデザインのものでも、色のチョイスで『ガキっぽさ』を抑えることができます。もちろん黒と白だけでは飽きてしまうので、小物やアクセなどで差し色を入れるとよりオシャレ感が出てくるはずです。  また、モノトーン色は比較的誰でも受け入れやすいので自信を持って着られ、着ていてもいわゆる『着せられた感』も感じることが少なく、自分の中でも不安な気持ちにならないことが多いと思います。自信を持って着るということはすごく大切で、着ているものに自信があると心までポジティブになるんですよ。私の運営しているサロンの会員さんの中にも『着る洋服を変えたら自閉症が治った』という人がいます。しかも一人ではなく何人もの方が……。

「デブファッションのマーケット」には可能性がある

 今回の場合はサイズ感が合う洋服がなかったり、情報が少なかったりと、今後考えていかなければならないたくさん問題点はあると思います。  私も買い付けで古着を扱うところに行くのですが、普段は大きいサイズを省いてしまっています(笑)。結構大きいサイズのバリエーションも多いので、そういったものを集めてガレージセールをやっても面白いですよね。または有名なファッションブランドさんとコラボレーションして大きいサイズの商品を開発するとか。  私もこのマーケットには興味があるので、できる限り協力しますよ! 今年の秋くらいには何か形にできるように皆さんと一緒に頑張りましょう!!」  思わず号泣してしまいそうなMBさんのコメントにサミット会場の温度は40℃超え!(あくまでも私の体感温度ですが)  とにかく、非常に内容の濃い第一回「TOKYOデブ・サミット」は無事に終了。デブ体型で苦しむ「ファッション難民」を救済すべく、ミッションはスタートした。全国のぽっちゃり諸氏の皆様「デブに優しい日本」に向けて応援されたし!
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914
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