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転勤を拒否して退職した30代男の後悔「地元を離れたくなかっただけなのに」

地元に残ったことで不幸を招いた?

失恋 しかも、遠距離恋愛を回避できたにもかかわらず彼女は公務員の男性に乗り換えてしまい、一方的にフラれてしまう。  また、吉尾さんは「初耳だった」と語るが、両親は父親の定年を機にかねてから憧れていたという田舎暮らしを始めると宣言。そのまま地方に引っ越してしまう。その際、実家も処分してしまったそうで、地元に残ったはずなのに今では帰る場所すらも失ってしまった。 「地元は郊外のベッドタウンで私みたいな独身者にとっては出会う場所すらない。友人も近所の人も既婚者ばかりだから肩身の狭さは感じます。それにいくら地元といっても郊外のバイパス沿いには何ら変わり映えのしないチェーン系の店ばかり。どこにでもあるような街なのに転勤するなら会社を辞めると言って、それを実行に移した自分がなんだかバカらしく思えちゃって……」  地元を離れたくないからとはいえ、それは絶対に譲れない理由なのか。後悔しないためにもすぐに結論を出さず、将来のことなどもじっくり考えたうえで判断したほうがよさそうだ。<TEXT/トシタカマサ> ― シリーズ・辞めなきゃよかった ―
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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